札幌国際芸術祭
会期 8月6日(日) – 10月1日(日)
※大黒淳一×SIAFラボ《沼紋》は8月6日(日)、9月11日(月)~10月1日(日)のみ公開
時間 10:00 – 17:00(土、8/11(金・祝)、9/17(日)は19:00まで)
休場日 9/9(土)
会場 モエレ沼公園 (札幌市東区モエレ沼公園1-1)


共催: 公益財団法人札幌市公園緑化協会
協力: 公益財団法人イサム・ノグチ日本財団/山口情報芸術センター[YCAM]/ワタリウム美術館/多摩美術大学/北海道大学創成研究機構/札幌市立大学/札幌大谷大学/気象庁札幌管区気象台/株式会社クワザワ工業/野方電機工業株式会社
協賛: 東芝ライテック株式会社/帝人フロンティア株式会社/東リ株式会社/FOSTEX COMPANY/株式会社シンタックス
ジャパン

モエレ沼公園会場では、公園の象徴であるガラスのピラミッドを拠点として、モエレ沼公園の歴史と彫刻家イサム・ノグチの視点を現代へつなぐプロジェクトを展開します。

屋内空間では大友良英+青山泰知+伊藤隆之による百台以上もの中古のレコードプレーヤーを使用した作品《without records》の新作をモエレ沼公園バージョンとして発表。本作を中心に、さまざまな作家がコラボレーションします。松井紫朗による有機的な構造であるバルーン状の彫刻作品や、かつて公園が不燃ゴミの最終処分場であったという歴史に焦点をあてた伊藤隆介によるジオラマの映像作品、それに呼応するように配置されるナムジュン・パイクのアートロボット《K-567》など、それぞれが少しずつ関わり合いながら、モエレ沼公園という場をひもといていきます。また、ARTSAT×SIAFラボは、宇宙の入口である成層圏をフィールドに作品を発表。ノグチが公園設計に込めた宇宙規模のコンセプトをテレコーディングという手法で作品化します。屋外では大黒淳一×SIAFラボが、会場内の風や温度などの環境データを利用した音響彫刻を展開。これらの技術開発は、継続的に活動を行っているSIAFラボのテクニカルチームが支えます。

ノグチの生み出した壮大な彫刻作品の中でこれらの作品に対峙することで、言語が紡ぎ出す世界の外側にある、未知の感覚を体験することができるでしょう。ノグチのインスピレーションに満ちたこの場(=Playscape)が、今を生きる作家のインスピレーションによって新たに再生(=Replay)される。モエレ沼公園が新しい創造の舞台となります。

プロジェクト