ARTSAT × SIAFラボ ARTSAT × SIAF LAB
「衛星はメディアである」をモットーに、宇宙の文化芸術活用を推進するプロジェクトARTSAT:衛星芸術プロジェクトは、2010年、多摩美術大学と東京大学のコラボレーションから活動開始。2014年2月、世界初の芸術衛星《ARTSAT1: INVADER》の打ち上げに成功し、続く同年12月には「はやぶさ2」との相乗りで、地球の引力圏を脱出する深宇宙彫刻《ARTSAT2: DESPATCH》を惑星軌道に投入し、最遠で470万km(月までの距離の約12倍)からの電波の受信に成功した。2015年アルスエレクトロニカでHYBRID ART部門優秀賞をチーム受賞。平成27年度芸術選奨大臣賞(メディア芸術部門)を久保田晃弘が受賞。今回のSIAF2017では、久保田晃弘(リーダー)、堀口淳史、中澤賢人、宇佐美尚人、橋本論らが参加し、SIAFラボの小町谷圭、船戸大輔、金井謙一、石田勝也らと共同でプロジェクトチームを結成する。また、展示のアーティスティックディレクターには平川紀道、さらにサウンドやプログラミングで矢坂健司、田所淳、藍圭介らが参加することが追加決定している。
http://space-moere.org/
http://artsat.jp/
http://2017.siaf.jp/siaflab/
会場 | モエレ沼公園 |
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プロジェクト | 展示「RE/PLAY/SCAPE」 |
SIAF2017に向けて
2014年に世界初の芸術衛星を打ち上げたARTSATプロジェクトとSIAFラボの共同企画。モエレ沼公園の「モエレ山」「プレイマウンテン」「ガラスのピラミッド」といったモニュメントから気球を放出する。気球には、ゴンドラの加速度や温度、気圧などを記録するデータロガー「Morikawa」に加えて、今回のプロジェクトのためにSIAFラボが開発した、プログラムコードを送るとそれに応じて音を送信してくれる「テレコーディング・モジュール」が搭載されている。
大地の彫刻家、故イサム・ノグチの集大成であるモエレ沼公園を、3つの気球からの音とデータで拡張し、公園と宇宙とつなぐことを目指す。まさにこの札幌でしか実現し得ない、新たな芸術実験に挑戦する。
久保田晃弘(ARTSAT×SIAF LAB. 代表)