ジョン・リチャーズ John Richards
ジョン・リチャーズは、共有体験、慣習、身振りや手触り、社会との相互作用に焦点を当てた「Dirty Electronics(ダーティー・エレクトロニクス)」という概念を探求している。ダーティー・エレクトロニクスにおいてはプロセスとパフォーマンスは分かちがたく結びついている。「パフォーマンス」は作業台で楽器を作り出しながら始まり、それを演奏しながら、探りながらステージへと続いていく。リチャーズは大人数による電子音楽のパフォーマンスや電子工作、電子回路の中で行われる作曲、というアイデアに興味をもつ。また彼の作品は、音楽とパフォーマンス・アート、エレクトロニクス、グラフィックデザインの境界を拡張し続けていて、多様なジャンルを横断する、社会政治学的な側面も持っている。様々な芸術団体やフェスティバルとともにサウンド・デバイス(音響装置)の開発を行っており、手のひらサイズのシンセサイザーのシリーズをMute Recordsより発売、 bleep.com で販売している。電子音楽におけるDIYの実践についてや、サウンドアートにおけるオブジェクトや素材からのアプローチについてなど、テキストも多数寄稿している。
会場 | AGS 6・3ビル |
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プロジェクト | ワークショップ / パフォーマンスDARK ELECTRONICS WORKSHOP |