

2024年1月に開幕する
6年半振りの札幌国際芸術祭
テーマは「LAST SNOW」
TOPICS
2023.02.14 | SIAF2024企画概要発表 | プレスリリース[PDF] SIAF2024リーフレット[PDF] 広報用画像等[PDF] |
2022.11.29 | 札幌国際芸術祭2024 6つの会場が決定 | プレスリリース[PDF] |
2022.06.10 | SIAF2024 テーマ・会期発表 | プレスリリース[PDF] |
2022.01.25 | SIAF2023-2024ディレクター発表 | プレスリリース[PDF] |
札幌市内6会場を中心に、
国内外のアート作品や
プロジェクトを通して未来を考える
Sapporo International Art Festival の頭文字をとって「SIAF」と呼んでいます。
2014年にスタートし、SIAF2020の中止を経て、2024年1月、6年半振りに開幕します。
SIAF2024は、アート、テクノロジー、サイエンスが交差する新しい表現や先進的なアイデアを持つ作品・プロジェクトを紹介しながら、「LAST SNOW」というテーマのもとに未来を考えます。
「3つのC」を目指してSIAF2024の在り方を示す
キーワード「3つのC」と
それを支えるプログラム

Engine for Creativity
創造エンジン=未来志向を生み出す仕掛け
3つの「実験区」で未来志向やイノベーションを触発
さっぽろ雪まつり大通2丁目会場に、幅広い層が楽しめる大型作品を展示し、冬の暮らしや楽しみ方を提案します。モエレ沼公園では未来のスポーツを考えるワークショップを開催。さらに札幌市内の某所に、地下公園の創出を目指します。

Cultural Infrastructure
文化インフラ=未来を垣間見る体験を提供
未来を体験する展示空間「未来劇場」誕生
これまでたくさんの舞台公演が行われてきた東1丁目劇場施設(旧北海道四季劇場)を、巨大な展示空間に転換します。SIAF2024では、この会場を「未来劇場」と呼び、100年後の未来を見つめる体験を生み出します。
発見・体験・学びの場「SIAFスクール」開校
2023年4月、子どもから大人まで、誰でも参加できるプログラムを立ち上げます。


Citizen Participation
市民参加=市民や企業の参画/
社会のためのアート
市民も企業も─たくさんのコラボレーションでつくりあげる芸術祭へ
「雪=ウパㇱ」に由来するアイヌ語サブテーマ「ウパㇱテ」には、「未来に向けて走り出してみる、互いに気づきあってみる」という意味が込められています。この「ウパシテ」をキーワードにした公募プロジェクト「みんなでウパシテ(仮)」を準備中!
公募プロジェクトや「SIAFスクール」を通して、会期前から、市民、組織、企業など、多様な参加者の皆さんと一緒に走り出すようなコラボレーションを立ち上げます。
ディレクターメッセージ
2020年以降の世界的なパンデミック、分断、紛争、戦争など、私たちは、絶え間ない危機の中で生きています。加速するテクノロジーの発展と、それによって急速に変容する社会。そして、地球規模の気候変動の影響は、私たちの生活をゆっくりと、しかし確実に変化させています。札幌では当たり前のように存在しているはずの「雪」の意味や、雪が作り出す風景も、21世紀末には現在とは異なるものになると予測されています。
この芸術祭では、そのような未来の地球、社会、コミュニティー、生活のための変革と創造に焦点を当てます。
雪とは何か。100年後の札幌はどのように変化しているのか。そして、アートと科学技術の混合は、どのような未来像を描くことができるのか。これからの地球と共生するために、どんな新しい考え方、教育、イノベーション、システム、アクションが必要なのか。未来の地球で、私たちはどのようなコミュニティーを作り、そこに住む未来の「人類」とはどのようなものなのか。
「LAST SNOW」は、このような未来に向けた創造と行動を呼びかけるものです。
私たちは、ただ未来がやってくるのを待ち、それを受け入れるだけなのか。
それとも、これをラストチャンスととらえ、未来に向けて何かを始めることができるのか。
副題は「はじまりの雪」です。また、この芸術祭では、北の大地で独自の文化を築いてきたアイヌの言葉でも副題をつけています。雪を意味する「ウパㇱ」を語源に考えられた「ウパㇱテ」には「雪とともに未来に向けて走り出してみる、雪を通して互いに気づきあってみる」という今回のテーマに相応しいイメージを重ねています。
2024年、札幌国際芸術祭は、アートを通し、未来への問いと行動にあふれた「実験区」を札幌につくり、みなさんと一緒に「はじまりの雪」を体験したいと考えています。

ディレクター
小川秀明
札幌国際芸術祭2024 開催概要(2023.2.14 現在)
名称 |
札幌国際芸術祭2024(日本語) Sapporo International Art Festival 2024(英語) Usa Mosir un Askay utar Sapporo otta Uekarpa 2024(アイヌ語) ※斜体は正式には小さい文字での表記 |
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略称 | SIAF2024 |
テーマ | LAST SNOW |
サブテーマ |
はじまりの雪(日本語) Where the Future Begins(英語) Upaste(アイヌ語) ※シは正式には小さい文字での表記 |
会場 |
未来劇場(東1丁目劇場施設[旧北海道四季劇場]) さっぽろ雪まつり大通2丁目会場 札幌文化芸術交流センターSCARTS 北海道立近代美術館 モエレ沼公園 札幌芸術の森美術館 他 |
会期 |
2024年1月20日(土)〜2月25日(日) [37日間] ※札幌芸術の森美術館の会期は2023年12月16日(土)〜2024年3月3日(日)を予定 ※さっぽろ雪まつり大通2丁目会場の会期はさっぽろ雪まつりに準じる |
イニシアティブ パートナー |
株式会社良品計画、株式会社ワコム、大日本印刷株式会社、 パノラマティクス、『WIRED』日本版 (五十音順) |
ディレクター | 小川秀明 (アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ共同代表/アーティスト) |
主催 | 札幌国際芸術祭実行委員会 / 札幌市 |
アイヌ語サブテーマについて
upas [ウパㇱ] は、「雪」を意味するアイヌ語です。u「互いに」pas「走る」が語源と言われています。その言葉からは雪が空から降ってくる様子を、競いあって走ってくるかのように捉えていることが想像できます。
今回のテーマではこの upas [ウパㇱ] にte [テ] をつけました。
u「互いに」pas「走る」に、te「~させる」をつけることによって「互いに走らせる」とし、「一緒に走る、みんなで走る、一斉に走る」というような意味として捉えることができるようにもしています。またpasteには「〜に気が付く」という意味があり、u「互いに」をつけてupasteにすることで「気づき合う」と訳すことも出来るようになります。
LAST SNOWをテーマにした芸術祭をきっかけに、未来に向けて走り出してみる、互いに気づきあってみる。
そういったニュアンスをこの雪に由来するアイヌ語タイトルが補完出来るのではないでしょうか。
アイヌ語サブテーマ作成:マユンキキ(SIAFアイヌ文化コーディネーター)