レポート掲載
こうしんび 2026年 さんがつ23日
2つのアート作品展示 ガイドプログラム パネル展示
冬のプレイベントさっぽろ雪まつり大通6丁目会場
さっぽろ雪まつり大通6丁目会場西側の一部
2026年2月4日 水曜日から2026年2月11日 水曜日まで
目次
レポート開催の様子
檜皮一彦 HIWADROMEtypearkspec3 2026 English in comments
この作品は 77台の車椅子で構成されています 車輪の部分には緩やかな曲線を持つ鏡がはめ込まれ 行き交う人々や周囲の風景を刻々と映し出しています 作者の檜皮一彦ひわ かずひこにとって 車椅子は日常に欠かせない身体の一部です しかし 雪深い冬の札幌を車椅子で移動することは 容易ではありません 檜皮は 札幌国際げいじゅつさい2027サイアフ2027の参加アーティストとして 誰もが楽しめるげいじゅつさいのあり方をサイアフと共に考えるメンバーでもあります 車椅子と雪その関係について 考えたことはありますか サイアフ2027アドバイザーの宇宙飛行士山崎直子さんは 歩くことが必要のない無重力の宇宙では 下半身が不自由なことは障害にならないというパラアストロノートの可能性を語ってくれました 重力を感じさせないほど高く積み上げられた白い車椅子を見上げながら みなさんは何を感じるでしょうか 来年いちがつに開幕する札幌国際げいじゅつさい2027では 宇宙や未来 そして多様な可能性について みなさんと一緒に考えていきます 制作協力株式会社 イルカ 後藤雅樹/ジーファクトリー 川村義肢株式会社 浜田英明建築構造 アクティブ電動車いす協力アビリティーズケアネット株式会社
みんなのコード 雪木星みんなのモンスター 2026
本作は 令和7年度の出前授業で生まれた小中学生による成果を フジ森がひとつの作品としてまとめたものです プログラミングを使って作られた雪 木 星や タブレットを活用して生み出されたモンスターが画面に登場します そこに映し出される内容は1度きりのもので 作品は変化し続けます また 作品を見るみなさんの動きに合わせて 作品内のスポットライトが動くインタラクションも起こります 合わせてお楽しみください イニシアティブパートナー株式会社ワコム 協力北海道大学 名誉教授 吉川義純 / 札幌市博物館活動センター
レポート出前授業の成果展示ふむふむプロジェクトの活動
小学生も作品ガイドに挑戦冬のプレイベントさっぽろ雪まつり大通6丁目会場にて出前授業の成果展示ふむふむプロジェクトの活動を行いました
げいじゅつさいを未来の学校と位置づけ 発見や体験 学びを提供していくサイアフスクール その取り組みのひとつとして サイアフでは市内小中学校向けの出前授業を実施しています
そして 2月4日すいようび11日水祝に開催された札幌国際げいじゅつさい 冬のプレイベントさっぽろ雪まつり大通6丁目会場にて 今年度の出前授業で生まれた子どもたちの成果をまとめた作品展示を行いました
屋外展示作品 檜皮一彦《HIWADROME: type_ark_spec3》2026
会場では 来場者がより展示作品を楽しめるよう ふむふむサポーターが作品ガイドや会場案内を実施 参加者とともに会場を巡り 作品の魅力や背景をお伝えしながら 一緒に展示作品を楽しみました
さらに 今年は小学生のふむふむサポーターも登場大人から子どもまで活躍した 今年の札幌国際げいじゅつさい 冬のプレイベントさっぽろ雪まつり大通6丁目会場でのサイアフスクールの活動の様子をお届けします
子どもたちの個性豊かな成果が一つのアートに出前授業成果発表展
札幌国際げいじゅつさいサイアフでは 来年12月に開催するサイアフ2027のプレイベントとして さっぽろ雪まつりとコラボレーションし 大通6丁目会場雪のアート広場にて2つの作品を展示しました
展示作品のうち一つは 出前授業から生まれた小中学生の成果を アーティストのフジ森が作品として一つにまとめたものです プログラミングによって生まれた雪や木や星制作の様子はこちら 株式会社ワコムが開発したペンタブレットを用いて描いたモンスター制作の様子はこちらが 特設テント内のスクリーンに次々に映し出されます
Photo by KUSUMI Erika
特設テント内展示作品 フジ森《みんなのコード 雪・木・星+みんなのモンスター》2026
作品の前に立つと画面内の自分のいる位置にスポットライトが当たり モンスターが浮かび上がる仕掛けや 成果を検索してスクリーンに呼び出すことができる機能など インタラクティブな体験が楽しめる作品です
自分の成果を見つけにきた 出前授業に参加した子どもたちとそのご家族や 足を止めて見入る観光客の方々で テント内は常に賑わいを見せていました
今年も実施しましたふむふむサポーターによる展示作品のご案内<ふむふむガイド>
サイアフの来場者がより深くげいじゅつさいを楽しめるよう さまざまな形でサポートすることを目的としたサイアフスクールのプロジェクトふむふむプロジェクト
サポート活動を担うふむふむサポーターの中で 今回のプレイベントに参加してくれたのは計12名 会場案内や作品ガイドなどで 来場者へのおもてなしを行いました
今回の活動はいちがつの研修からスタート プレイベントでガイドを行う作品について アーティストの檜皮一彦さんや 本郷新記念札幌彫刻美術館館長の吉崎元章さんからレクチャーを受けながら 作品が制作された背景やアーティストの想いを自分たちの言葉に落とし込んでいきました
開催前日の夜は実際に会場を巡り スクールディレクターの漆崇博写真右のレクチャーの元 ガイドの内容をつくり上げていきました
そして 熱意溢れるふむふむサポーターの皆さんの活躍もあり 期間中は多くの来場者にお越しいただき 作品を楽しんでもらうことができました
さらに 今回はにがつ7日どようび8日にちようびの2日間限定で 親子で楽しめる子ども向けの作品ガイドも実施しました
担当したふむふむサポーターは 通常の研修に加えて子ども向けガイドの研修も受講し どうすれば作品をじっくり見てもらえるかを話し合いました
これは何に見えますかと想像を広げる自由な問いかけや これは何でできていると思いますかという鑑賞を深める問いなど 各自準備をして当日を迎えました
当日は 小学生や家族連れにご参加いただきました 檜皮一彦さんの作品を前に車椅子がそれぞれ違うのがわかりますかと投げかけると 子どもたちは真剣なまなざしで作品を鑑賞 ふむふむサポーター自身もあ本当だ よく気がついたねと驚かされるような発見もあり 一緒に笑い合うなごやかな時間になりました
作品エリアをめぐるツアーでしたが 対話を通して作品をぐっと身近に感じてもらえたようです 準備を重ねてきたサポーターにとっても 参加者の皆さんとたのしく交流できた 充実したひとときとなりました
市内小学生がアート作品の解説にチャレンジ<ふむふむサポーターキッズ版>
雪まつり最終日となる2月11日水祝は サイアフ史上初の試みであるふむふむサポーターキッズ版として 市内の小学生に展示作品の解説にチャレンジしてもらいました
今回集まってくれたのは 募集案内をみて応募してくれた3名の小学生 アート作品に興味がある人前で話せるようになりたいなど 参加してくれた動機は人それぞれでしたが 皆さんとにかく元気いっぱい
活動の始まりはいちがつ 事前ワークショップを行い アート作品の見方や今回展示する作品とそのアーティストについて学び どうすれば来場者の方に作品の魅力を伝えられるかなと話し合いました
さらに2回目の事前ワークショップでは 子どもたちが準備していた質問に フジ森さんからはメールで回答を 檜皮一彦さんからはオンライン出演で回答をもらいました 作品に対する思いから好きな食べ物まで 様々な質問を通じてアーティストと交流を深めました
そして迎えた本番当日
会場は多くの来場者で賑わい 最初は緊張した面持ちの3人でしたが やってみるとみるみるうちに調子を上げ 堂々とした話しぶりに
前半は漆ディレクターが横でサポートしていましたが 後半になると自分たちだけでやれると頼もしい提案が 自分たちで呼び込みから解説内容の役割分担まで行い 大人も驚くほど積極的にガイド活動に取り組んでくれました
事前ワークショップでアーティストから聞き出した裏話をクイズにして来場者に問いかけるなど その場の流れで独自の工夫を次々と繰り出しており 通りかかった来場者の皆さんも思わず足を止め へぇ そうなんだと興味深く耳を傾けてくださいました
子どもたちの純粋な視点や言葉 何より心から楽しそうに作品解説をする姿に 見る人とアートの距離がぐっと縮まっていくようで ガイドをする子どもたちにとっても 聞いている来場者にとってもワクワクする時間になりました
おかげさまで大盛況のうちに終わったふむふむサポーターキッズ版 子どもたちはとても楽しかったようで 絶対またガイドしたい次はもっとお客さんとお話して 感想や質問を引き出したいと 早くも次回の目標まで語ってくれるほどでした
ただガイドをするのが楽しかっただけではなく ガイドを通じて 作品の見方が変わり より身近で面白いものだと感じるようになったという感想をもらいました サイアフ事務局一同にとっても意義のある とても良い機会になりました
来年はいよいよサイアフ2027本番より多くの参加者来場者の皆さまに楽しんでもらえるよう準備を進めてまいりますので 今後のサイアフスクールの活動にもぜひご期待ください
基本情報
70台を超える車いすを組み上げる大型作品と市内小中学生アーティスト企業のコラボレーション作品を展示
- 会期
- 2026年にがつ4日すいようび~11日水祝 10時-20時
- 会場
- さっぽろ雪まつり大通6丁目会場西側の一部
目次
檜皮一彦HIWADROME typearkspec32026
檜皮一彦《HIWADROME: type_ark_spec2》2025 EXPO 2025 大阪・関西万博会場夢洲での展示風景
屋外展示
大阪関西万博会場内で展示され 注目を集めた話題作 77台の車いすで構成される大型のアート作品が 雪まつりバージョンとなって登場します 制作者であるアーティストの檜皮一彦にとって 車いすは日常に欠かせない身体の一部です しかし 雪深い冬の札幌を車いすで移動することは容易ではありません
檜皮は 1年後に開催するサイアフ2027の参加アーティストのひとりです サイアフ2024では 降雪期における車いすユーザーの作品鑑賞条件のリサーチを行い 2025年じゅうがつにはアートとアクセシビリティにまつわるトークイベントに登壇しました そして今回のプレイベントでは 雪の屋外会場での作品展示に挑みます
サイアフ アーティスト そして鑑賞者が 誰もが楽しめるげいじゅつさいや多様な可能性について共に考えていく新たなスタートとなるはずです
制作協力株式会社 イルカ 後藤雅樹/ジーファクトリー 川村義肢株式会社 浜田英明建築構造
アクティブ電動車いす協力アビリティーズケアネット株式会社
檜皮一彦 HIWA Kazuhiko
大阪出身。京都芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻修了。自らの移動手段である車いすをメディアとして用いるインスタレーション作品「HIWADROME」シリーズをコアに、ワークショップやリサーチ等を経て可視化された障壁や、社会に組み込まれている潜在的な勾配に対し、新たな動線の設計という具体的な実践を通じて未来へ架ける「walkingpractice / code_bridge」、車いすの車輪運動を利用しニットを生成する自作マシンを駆り、地面の状態を編み目の変化として記録する「walkingpractice / code_knitting_record」などのプロジェクトを展開している。SIAF2027参加アーティスト。
フジ森みんなのコード 雪木星みんなのモンスター2026
参考作品:フジ森《みんなのコード[雪・木・星]》2025 Photo by FUJIKURA Tsubasa
出前授業「自分だけの新しいモンスターを作ってみよう~ワコム流アイデアワーク~」の様子
特設テント内展示
サイアフではげいじゅつさいを未来の学校と捉え 発見体験学びを提供するプログラムサイアフスクールを2023年より実施しています その取り組みのひとつが札幌市内小中学校向けの出前授業です
今年度は アートユニットフジ森が開発したウェブアプリケーションを使ったプログラミングでアートにチャレンジ デジタルペン技術を世界的にリードしてきた株式会社ワコムとサイアフが共同開発した自分だけの新しいモンスターを作ってみよう~ワコム流アイデアワーク~という2つのワークショップを実施しました
アートとテクノロジーを活用した出前授業には 計20校1509名の小中学生が参加 子どもたちの自由な発想で制作された個性豊かな成果の数々が フジ森の手によりひとつのアート作品としてまとめられます鑑賞の流れを妨げないかたちで 鑑賞者の動きに応じて小さな反応が生まれる仕掛けが含まれます
フジ森 Fujimori
藤木 淳と藤木寛子の夫婦による札幌を拠点とするアート・ユニット。構想はそれぞれで持ち寄り、藤木 淳がインタラクティブ設計、藤木寛子がビジュアル構成を担当し、鑑賞者参加型のアート作品を展開している。 藤木 淳は独自のアルゴリズムに基づくインタラクティブ作品を、藤木寛子は映像インスタレーションなど作品を制作。2014年より合作を始め、2019年よりユニット名をフジ森とした。2023年度より、SIAFと協働した出前授業を実施。子どもたちの成果をひとつの作品としてまとめ、SIAF2024および2025さっぽろ雪まつりにおいて展示した。
株式会社ワコム Wacom Co., Ltd.
デジタルペンの技術を通して、「デジタルで描(書)く」体験を提供する「テクノロジー・リーダーシップ・カンパニー」。日本発のワコムのペンタブレット製品は、現在全世界150以上の国と地域で、映画制作や工業デザインのスタジオ、デザイナー、漫画家などプロクリエイターや、市役所窓口、ホテルのチェックイン端末など幅広い用途で使用されている。SIAF2024よりイニシアティブ・パートナーとしてSIAFと協働。教育現場での実践的なワークショップを共同開発し、2025年度は出前授業として実施した。
世界とつながる“メディアアーツ都市さっぽろ”
屋外紹介パネル
創造性をまちづくりの核と捉える都市が連携するユネスコ創造都市ネットワーク 札幌市が加盟するメディアアーツ分野の26か国27都市を紹介します
ふむふむプロジェクト
Photo by FUJIKURA Tsubasa
札幌国際げいじゅつさいの案内役ふむふむサポーターが 3つのガイドプログラムを通して会場内のご案内や作品ガイドを行います 参加費用はかかりません
- 天候により 開催時間や内容が変更 または開催中止となる場合があります
- 屋外展示が中心となりますので 暖かい服装でお越しください
ふむふむガイド一般向け
どなたでも参加できる 展示作品のミニガイドです 作品の見どころや背景を ふむふむサポーターがご紹介します
- 実施日
- にがつ4日すいようび にがつ10日かようび
- 実施時間
- 各日 15時 / 16時 / 17時 / 18時
- 参加方法
- 実施時間にふむふむガイドと書かれた黄色の屋外看板前にお越しください
- 各回15分程度
- にがつ7日どようび8日にちようびは17時 / 18時のみ実施
ふむふむガイド子ども向け
親子で一緒に楽しめる 子ども向けの展示作品ミニガイドです 雪まつり会場でアートに親しむきっかけとして ぜひご家族でお立ち寄りください
- 実施日
- にがつ7日どようび8日にちようび
- 実施時間
- 各日 15時 / 16時
- 参加方法
- 実施時間にふむふむガイドと書かれた黄色の屋外看板前にお越しください
- 各回15分程度
- 小学生を主な対象としていますが 年齢に関わらずご参加いただけます
ふむふむガイドふむふむサポーターキッズ版
市内の小学生がふむふむサポーターとして 会場案内にチャレンジします
- 実施日
- にがつ11日祝水
- 実施時間
- 13時30分-15時30分時間内で随時実施
- 参加方法
- 上記の実施時間に 随時実施します
集合写真目印