レポート掲載

こうしんび 2025年 1いちがつ11日

令和7年度 第3回 教育喫茶

ICTでひろがる学びの未来ぶいあーるえーあーるがもたらす教育の新展開

サイアフプロジェクトルームオンライン

2025年11月22日 土曜日

目次

レポート

2025年1いちがつ22日どようび 札幌市資料館サイアフプロジェクトルームにて 令和7年度第3回となる教育喫茶を開催しました
教育喫茶は 教育に携わる先生や学生 アーティスト 市民が集まり 教育とアートの課題や可能性について気軽に語り合うコミュニティです 2023年のスタート以来 隔月で開催しています

近年 ICTの進化とともに VR仮想現実やAR拡張現実といった体験型技術が 学びの現場にも広がりを見せています これらのデジタル技術は 教室を超えた体験型の学びを実現するツールとして 子どもたちのそうぞうりょくや探究心を新たな次元へと導く可能性を秘めています

そこで今回の教育喫茶ではICTでひろがる学びの未来 ぶいあーるえーあーるがもたらす教育の新展開をテーマに開催しました
メディアアーティストのゴッドスコーピオンさんとサイアフが共同で開発中のARを用いた新しい出前授業の制作状況の共有に加え 教育喫茶アドバイザー中里彰吾さんより 教育現場におけるぶいあーるえーあーる活用の最新動向についてお話いただきました
当日は 学校の先生を中心に 札幌市内外から会場とオンラインを合わせて11名の方にご参加いただきました

冒頭では 漆スクールディレクターよりサイアフスクールと教育喫茶の概要目的が紹介され その後 ゴッドスコーピオンさんによる小中学生向け出前授業プログラムの体験会シミュレーションが行われました

参加者はXRプラットフォームSTYLYを使い 現実世界に生成画像を重ね合わせるAR作品制作を体験しました

最初のワークでは STYLY内に用意された動物植物家具など 多様なオブジェクトの中から好きなものを選び 仮想空間に自由に配置していきました
画面上に出てきたオブジェクトをマウスでつかみ 大きさや角度を調整する操作は 一見すると難しそうでしたが 参加者同士で助け合いながら 夢中で取り組む姿が見られました

それぞれ自由なシーンを完成させた後 生成された二次元コードをスマートフォンで読み込むと スマートフォンの画面上の現実空間に自分の配置したオブジェクトが表示されます 読み込みを終えたみなさんは立ち上がり スマートフォンを片手に会場内を歩き回りながら自分の作品を探していました
思ったより大きいこんなところに出てきたといった驚きや笑いの声もあがり 楽しんでいる様子が印象的でした

続く応用編では 会場である札幌市資料館旧札幌控訴員庁舎の地図データ上にオブジェクトを配置し 屋外ではどのように見えるかをシミュレーションしました 時間の都合で屋外鑑賞までは行いませんでしたが 実際に屋外でスマートフォンの画面をかざすと 自分が配置した動物や植物が現実空間に重なります 終了後に屋外で試してみた参加者は感嘆していました

続いて中里さんより 教育現場におけるICT活用の現状についてお話いただきました ぶいあーるえーあーるの活用は依然として医療分野が中心である一方 一般の授業ではまだ多くはないものの 中学校での活用例 具体的には修学旅行の下見などの事例が増えていることが紹介されました
また 美術教育や防災教育 児童生徒の自己表現など 今後の広がりの可能性についても示されました

その後の意見交換では 参加者からは 以下のようなコメントが寄せられました

子どもが制作する教材として優れており 特別支援学級でも有効ではないか
言葉だけでは理解しにくい大きさの概念を体感的に学べる
何よりもたのしく 自由度が高い
外壁など 現実には描けない場所にもARなら表現ができる
実物体験には及ばない部分もある一方 ぶいあーるえーあーるだからこそのメリットがあり 学習目的に応じた活用設計が重要

最後には こうした技術体験を通常の小中学校の授業にどう実装していくか 動機づけの方法や具体的な活用の設計など 今後の展開について活発的に議論が交わされました
いただいたフィードバックを踏まえ サイアフスクールでは来年度の実施に向けてブラッシュアップを進めてまいります
ご参加いただいたみなさま ありがとうございました

教育喫茶では 教育関係者や学生 アーティストなどが集い 様々なテーマに基づいた実験的なプログラムを制作したり体験したりする中で 学校とげいじゅつさいがこれからの教育を共に考え 創造するプラットフォームとなることを目指しています

興味のある方 参加希望の方は事務局までお問い合わせください

お問い合わせ先operationsiaf.jp

イベント情報

教育喫茶は 教育に関わる先生や学生 アーティストなどが集い 教育とアートに関する課題や可能性を話し合うコミュニティの場です 2023年に初回開催後 隔月ペースで活動しています

近年 ICTの進化とともに VR仮想現実やAR拡張現実といった体験型技術が 学びの現場にも広がりを見せています これらのデジタル技術は 教育現場や芸術表現の分野でも注目を集めており 教室を超えた体験型の学びとして子どもたちのそうぞうりょくや探究心を新たな次元へと導くツールになりつつあります

今回の教育喫茶では 店長の中里彰吾さんからICTを活用した教育実践の事例を紹介いただき サイアフスクールが開発を進めている市内小中学校でのぶいあーるえーあーるを活用した新しい出前授業の進捗共有をアーティストのGod Scorpionさんからお話しいただきます

あわせて STEAM教育の視点からこうした技術を教育現場でどのように活かしていけるか 教科や学年に応じた学びについて参加者の皆さんと意見交換情報交換となる場を作りたいと考えています

皆さんのご参加をお待ちしております

日時
1いちがつ22日どようび14時16時現地/オンラインともに開場13時45分
会場
札幌市資料館旧札幌控訴院2F サイアフプロジェクトルームオンライン
ゲスト
ゴッドスコーピオンメディアアーティスト
店長
漆 崇博サイアフ2027スクールディレクター/中里彰吾札幌市立中央小学校 教諭
定員
無料要申込会場定員先着15名/オンライン制限なし ZoomのURLはお申し込みいただいた方に後日お知らせします
持ち物
ノートパソコン マウス マウスは必須ではありませんが お持ちいただくと操作がよりスムーズです
申込
参加をご希望の方は1いちがつ20日もくようび17時までに operationsiaf.jp まで現地もしくはオンラインと記載の上メールでご連絡ください
  • 当日は活動記録として撮影を行うほか 撮影した写真を札幌国際げいじゅつさいのホームページ等で公開する場合があります 支障のある方は当日お声がけください
ゴッドスコーピオン

ゴッドスコーピオン God Scorpion

メディアアーティスト

主に形而上学や宗教哲学、テクノロジーを題材に、時間軸と空間軸のフレームの変化をテーマにした作品を制作。作品は都市や屋外、屋内、身体といった様々な空間で展開され、XR技術を利用したマルチメディア、横断的な作品を手がける。XRプラットフォーム『STYLY』を提供するSTYLY,Inc.のファウンダーメンバー/シニアアートディレクター。

中里 彰吾

中里 彰吾 NAKASATO Shogo

札幌市生まれ。北海道教育大学・北海道大学大学院理学院。デジタル庁デジタル推進委員。

札幌市立小学校教諭として勤め、現任校ではGIGAスクール構想のモデル研究校、文部科学省のリーディングDXスクール事業・生成AIパイロット校事業など、子どもたちがICTのよりよき使い手となるよう研究を進めている。2023年のSIAFスクール教育喫茶スタート時から参加し、STEAM STUDY DAY in SCARTSでは2年連続で市民向けワークショップを開催。2025年度よりSIAFスクール教育喫茶アドバイザー。