イベントの役割
中長期的な価値を見出す
げいじゅつさいでは会期前からさまざまな関連イベントが開催される
アーティストが自らの作品について解説したり キュレーターが会場全体の文脈を説明したり 専門家を招へいしクリエイティブ領域の最新動向をシェアしたり げいじゅつさいへの理解を深めるうえで欠かせない存在だ
地方げいじゅつさいとなると集客に苦慮することも多く 開催を躊躇してしまう場合もあるかもしれないが イベント開催の目的を中長期的に考えるとその価値も変わってくる
サイアフでもこれまでさまざまなイベントを実施してきたが 今もなお試行錯誤を継続中だ
アーカイブして いつでも参照できるように
サイアフ2024ではイニシアティブパートナーとして参画いただいたWIRED日本版とともにポッドキャストの公開収録を実施した
サイアフ2024とWIRED日本版のカバー領域は被る部分があり すでにWIRED日本版に登場しているサイアフ2024参加アーティストも少なくなかった
そこで WIRED日本版編集部が参加アーティストを中心にさまざまなゲストを呼び トークイベント形式で収録 軽微な音源編集作業ののち スピーディーにWIRED日本版のチャンネルで配信した
音声録音だけのミニマルな実施体制ながら 作品への理解を深め アーカイブ性を担保し WIRED日本版の読者にサイアフを知ってもらうこともできる 一粒で何度もおいしいと思えるトークイベントを開催できた
本祭に向けての内部の予行演習
小さな規模のトークセッションでも 企画を考え 開催日を決め 場所と出演者をおさえ 広報をし 当日の会場をつくり 参加者を入れて運営をする という準備から開催までの流れがある これは 規模が異なるだけでげいじゅつさい本祭の流れとよく似ている
げいじゅつさいに関わったことのない市役所職員にとっては イベントの実施は本祭への予行練習になるし それぞれの部署や役割が適切に機能するかのチェックにもなる
定期開催することで事務局の力を定点観察し 弱い部分があれば補強することもできる もちろん トークの内容は事務局スタッフの学びにもなる
げいじゅつさいに関連する知識をつけ 事務局内部の結束を固め げいじゅつさいの事務局という仕事にそれぞれが体を慣らしていくためにイベントは機能させることもできる