市役所と外部スタッフはチームをつくれるのか
職員と外部スタッフの違い
市役所職員は 公務員試験をパスし 広く札幌市民に還元される職務をにない 働いている
そしてほとんどの職員は 組織におけるジェネラリストを目指し さまざまな部署を異動する
そのため 業務は一般的に誰もが等しく遂行できるようにルール化 形式化されている そしてこのげいじゅつさい事務局という職場に来なければ 市役所職員のみの環境で仕事をしていくことになる人は多い
一方 彼らからすれば部外者となる外部スタッフは 展覧会やイベントの制作 コーディネーション 広報などに専門性を有した人材であり 出身地も経験も実にさまざまである
そのため 職員と外部スタッフは 方法論 経験値 考え方などに非常に大きなギャップがある
ギャップがある以上 両者が協働し げいじゅつさいという実践を通じて相互にわかり合っていくのは非常に難しい
このためには 双方の専門性への理解とリスペクトが不可欠で 実現には時間がかかる
現場における役割
サイアフは 初回から変化してきたように 大元のルールや形式は存在しておらず その時期や状況に応じて 0から土台をつくることを常に求められてきた
ここで奔走するのが外部スタッフであり それと並走するかたちで 市役所職員が組織内でげいじゅつさいを支えるためのロジックやルールを構築していく
だが この役割分担は理想論であって 簡単に実現できることではない 例えば事務局に加わったばかりのスタッフは このギャップ自体に気がつくことができないからだ
札幌大好きという共通点
これまでさまざまな市役所職員が事務局から異動するのを見てきたが みな札幌が大好きだ
ディレクターやアーティスト 関係者が来札するとこぞって札幌を楽しんでもらおうとする そして 札幌を楽しませたいゲストは アーティストに限らない
外部スタッフとして事務局に関わることになった人材に対しても共通の態度であるように思う
げいじゅつさいという現場を盛り上げようとする外部スタッフと札幌の魅力を伝えようとする市役所職員の熱量が これまでも多くの関係者に伝わり サイアフを活気づけてきた それ自体が 結果的に双方のギャップを埋める一番の方法だったように思える
そしてこのホスピタリティは 事務局が一つのチームとなるためにも重要であり 今や絶対的なサイアフの武器になっていると感じる
結論からすればチームはつくれる ただやはりそこには時間が必要である