テーマ

テーマから注力点がわかる

サイアフでは毎回テーマを掲げ 広報の軸となり大々的に発信される

サイアフ2014の都市と自然は 札幌国際げいじゅつさい仮称基本構想の基本方針がそのままテーマとして掲げられた
げいじゅつさいってなんだという問いかけで アーティストや市民の参加を促したサイアフ2017
札幌という地域に向き合うことの表明としてのサイアフ2020のテーマOf Roots and Clouds ここで生きようとする

それぞれの開催における注力点を抽象化した言葉がテーマになってきた
そしてサイアフ2024には 過去3回のテーマを包括したような言葉にたどり着く それがLAST SNOWだった

テーマ自体が参加を促す

LAST SNOWははじまりの雪というサブテーマとセットだ

この二つのキーワードは 小川ディレクターいわくオープンコールになったという
気候変動 紛争 パンデミック...... 社会の変化によって 私たちの生活が大きく変わってしまうという危機感を提示しつつも だからこそ何かを始めることを促す

この組み合わせはさまざまな人のクリエイティビティを刺激し 積極的な参加と行動を引き出したというわけだ

ありがたいことにアーティストにも好評で 特に新作の出展を依頼されたアーティストたちには 大きな道標になったようだ

また 札幌市民にとって身近な存在で 全員に関係する雪を取り上げたことで 市民からの関心も引くことができた

シンプルな言葉は 記憶に残る

LAST SNOWという言葉が 札幌市民の心にどれだけ残ったのかがよくわかるエピソードがある

とあるサイアフの関係者は タクシーに乗ったときによく札幌国際げいじゅつさいって知っていますかとドライバーに尋ねるそうだ
サイアフ2024について訪ねてみたところ 返ってきた答えは知らない だが話をしているうちにLAST SNOWなら知っていると言ったそうだ

サイアフ2024のテーマサブテーマは 簡単な単語の組み合わせで 多くの人はその言葉から何かしらのイメージを思い浮かべることもできるはず
げいじゅつさいを知らないタクシードライバーの心にも残った LAST SNOWというシンプルな言葉 げいじゅつさいのテーマを考えるにあたって 示唆に富んだエピソードだ