「教育喫茶はじめます 〜 アート・サイエンス・テクノロジー × 教育のいま 〜」を開催しました!(第2部)
第2部 パネルディスカッション
~第1部についてはこちらで掲載しています~
北海道教育大学 蛇穴 治夫学長、北海道教育大学岩見沢校 三浦 啓子准教授(美術文化専攻)、札幌市教育委員会 檜田 英樹教育長、SIAF2024 小川秀明ディレクターによるパネルディスカッションが行われました。
登壇者のみなさんから、貴重なお話をたくさん頂きましたが、今回はほんの一部分だけ抜粋してご紹介します。
◯蛇穴学長
芸術やスポーツが持つ、人を癒したり慰めたり、一体感を作ったりする力について、ご自身のエピソードを交えながらご紹介いただき、さらに、「これからの教育では、学生個々人が何に関心を持つのかということを把握して、最適な導きをする必要がある。」と仰っていました。第1部の札幌市青少年科学館 氣田さんのお話とも通じるものがあるように感じられました。
◯三浦准教授
岩見沢駅構内にある北海道教育大学岩見沢校の情報発信スペース「i-BOX」での事例をお話いただきました。そこでは情報発信に留まらず、常駐スタッフの方が、住民と大学をつなぐ橋渡し役として、地域に根差して活動されているとのことです。「これから始まるSIAFスクールが、まさに地域に根差した橋渡し役の発展形になり得ると思うので、期待している。」との言葉をいただきました。
◯檜田教育長
「第1部の太田さん(高校2年生)の発表を聴き、札幌にこんな素敵な高校生がいて、非常に心強く思いました。」と熱のこもった言葉を頂きつつ、札幌市の取り組みの一つとして、小中学生の課外学習についてご紹介いただき、科学館や美術館、コンサートホール、劇場に直接足を運んで、まずは本物に触れてみることが、教育にとっては大事なことだとお話いただきました。
◯小川ディレクター
「SIAF2024では、市民の方が『鑑賞者』ではなく『参加者』になっていただくという点が、従来の芸術祭とは違う部分」と小川ディレクターは力説。「学校のいろんな仲間や先生方と協力して、準備して作ったものをSIAFに持っていくということを目指しているので、ぜひ多くのみなさんにご協力いただきたい。」とコメントしました。
★最後に登壇者のみなさんから頂いたSIAFへのメッセージをご紹介
◯蛇穴学長
人は芸術文化を通して変わることができるので、子どもたちに芸術文化に触れる環境を与えて、育ててほしいなと思います。そういった環境にSIAFがなればいいなと思います。
◯三浦准教授
子どもだけではなく、大人もSIAFスクールに参加することで、教育の面白さ、学ぶ楽しさを思い出すきっかけになれば良いなと思います。
◯檜田教育長
SIAFに足を運んだり、SIAFスクールに参加することで、我々が想像している以上に子どもたちの感性が磨かれると思います。とても楽しみにしています。
今後の「教育喫茶」及び「SIAFスクール」に関する情報は、随時SIAFウェブサイトでもお知らせしていきます。乞うご期待ください!