札幌国際芸術祭
会期 8月6日(日) – 10月1日(日)
藻岩山会場
会場 藻岩山山頂付近
時間 作品点灯時間は日没-21:30、22:30-24:00
(藻岩山展望台 10:30-22:00)
休館日 無休
すすきの会場
会場 AGS 6・3ビル (札幌市中央区南6条西3丁目13)
時間 13:00 – 20:00
休館日 月曜 ※ 8/7(月)、9/18(月・祝)は開館
藻岩山での実験風景

2016年春から複数回にわたり札幌を訪れてきた堀尾寛太は今回、2作品を発表します。

一つめの作品は、札幌の街の西側に広がる、藻岩山の山頂付近に設置されます。麓まで住宅街が迫り、そこから急峻な斜面が頂上まで続く、高さ531mの藻岩山の山頂に登ると、扇状地の上に形成された都市・札幌と、石狩湾や日高山脈までも一望できます。堀尾は、街にそびえるビルの窓ガラスの反射や、遠くに輝く灯台の光が山頂から見えることに興味を抱き、藻岩山に小さな発光体を
設置します。こちらからあちらが見えるという事は、あちらからもこちらが見えるのではないか?その仮説に基づき、札幌という街の地形を利用した、ダイナミックでささやかな実験を試みます。

二つめの作品は、かつてユニフォームの製造が行われていた、すすきのにあるビルの中で展開されます。日本有数の歓楽街としてネオンが輝くすすきの。そこにひっそりと建つ、今はもう使われていない真っ暗なビルの地下で、作家によって生み出されたひとつの運動体が光を放ちます。

プロジェクト