端 聡《Intention and substance》
会期 | 8月6日(日) – 10月1日(日) |
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時間 | 13:00 – 20:00 |
休館日 | 月曜 ※ 8/7(月)、9/18(月・祝)は開館 |
会場 | 北専プラザ佐野ビル 5階 (札幌市中央区南5条西3丁目2) |
端 聡《液体は熱エネルギーにより気体となり、冷えて液体に戻る。そうあるべきだ。2016》 あいちトリエンナーレ2016での展示風景
「私たち人類は、産業革命以降の大量生産、大量消費による方向性から多くの利便性、物質的豊かさを得た反面、自然の破壊や大量廃棄などからの環境やエネルギーの問題、それらに付随する金融システムからの経済格差など劇的ともいえる速さで進んできた。この地球という限られた資源を搾取し続ければ、いずれ人類はすべてを失ってしまう。そろそろ一度立ち止まり、大量生産、大量消費の社会システムから、あらゆる資源が循環するシステムへと、さらに人間の思考まで循環させるような時代にシフトしなければならない」と端聡は語ります。
昨年のあいちトリエンナーレ2016に出品した端の作品は、上記した現代に起きている問題を、象徴的に地球上すべての動植物に欠かせない物質「水」を使い、物理的な循環を示した装置でした。水、配水ポンプ、ハロゲン投光器によって水を液体から気体、そして気体から液体へと循環させ美しい現象を表現すると共に、ハロゲンランプが大量に消費する電力が現代社会システムの矛盾と脆さを象徴しています。今回の発表会場となる日本三大歓楽街すすきのは、人間のあらゆる欲望が渦巻く街であり、人の欲があるが故に札幌近代化の礎となったエリアです。端はこのすすきので循環と変化をコンセプトに平面、立体、インスタレーションを発表予定です。
関連イベント
「SIAF2017 オフィシャルバー(OYOYO まち×アートセンターさっぽろ)」にて、プランドローイングなどの発表を予定。
あいちトリエンナーレ2016芸術監督・港千尋氏を招いてのトークなども開催します。