新しい芸術祭のつくり方・SIAFよもやま話
2024年にがつに終了した札幌国際げいじゅつさいサイアフ2024 その内容をただアーカイブとして残すだけではなく 次のげいじゅつさいに活かすことを目的に 記録集新しいげいじゅつさいのつくりかた 札幌国際げいじゅつさい篇を事務局で制作しました 記録集は 写真中心のアーカイブ的な前半と 事務局の視点から運営や制作過程を詳しく紹介した後半の二部構成になっています
しかし 限られたページ数と制作期間の中ではすべてを網羅することは難しく 記録集に収まりきらなかった内容を補う目的で企画されたのが トークシリーズサイアフよもやま話です このシリーズでは 記録集をテキストとして参照しながら 実際に関わった人の声を通じて制作現場のリアルな様子や舞台裏 さらに次回のサイアフ2027へ向けた展望などを掘り下げました その内容は動画とハイライトをまとめたPDFを使い 計15回にわたり公開しました このページの下部よりご覧いただけます
新たなに今回公開するサイアフよもやま本は その15回分のトークの内容をPDF形式でまとめたものです 副読本として楽しみながら サイアフのリアルな制作現場をより深く知っていただければ幸いです 本書が今後のサイアフや文化事業に関わる多くの方々にとって 参考となることを願っております
目次
新しいげいじゅつさいのつくりかた
札幌国際げいじゅつさい2024サイアフ2024の記録集であり 6年半ぶり 初の冬開催となったげいじゅつさいの全体像を事務局視点で振り返ります
企画立案から運営 地域連携まで げいじゅつさいの舞台裏を詳細に記録 写真やテキストを通じて げいじゅつさいの構築過程やその思想を深く掘り下げています
サイアフの10年の歩みを紐解く一冊として げいじゅつさいの運営や地域文化に関心のある方にぜひお読みいただきたいです
サイアフよもやま本
新しいげいじゅつさいのつくりかたの副読本として位置づけられるトークシリーズサイアフよもやま話の内容をまとめた読み物です
げいじゅつさいに関わる多様な関係者キュレーター デザイナー 学芸員 行政職員 ボランティアなどへのインタビューを通じて サイアフの裏側やこぼれ話を収録 公式記録には収まりきらないエピソードや熱い想いが詰まっており げいじゅつさいの多面的な魅力を伝えます
目次
新しいげいじゅつさいのつくりかた編集チーム
初回は新しいげいじゅつさいのつくりかた略称あげつく編集メンバーから 新しいげいじゅつさいを 新しい人たちとつくるには
宮井和美モエレ沼公園 学芸員
サイアフ2024の大詰め 大雪が降ったイベント前夜に モエレ沼公園の宮井さんが取ったアクションは
木ノ下智恵子札幌文化芸術交流センターSCARTS 事業統括ディレクター
多くのコラボレーターと連携したサイアフ2024のSCARTS 一緒につくっていくために大事なこととは
中村聖司ほっかいどうりつきんだいびじゅつかん 学芸副館長
札幌国際げいじゅつさいと近代美術館 毎回変化してきたスタンスと 両者の間にある共通点 その先にある可能性は
佐藤康平札幌文化芸術交流センターSCARTS/坂本真惟札幌芸術の森美術館 学芸員
過去の作品をなるべく当時の状況で展示するために 必要な配慮と話し合いとは
草野竹史/東 輝NPO法人 ezorock
話を聞くと 意外と遠くなかった現代アート サイアフのボランティアに集ったのも意外と◯◯な方々
端 聡美術家/吉崎元章本郷新記念札幌彫刻美術館 館長/サイアフコミッティー
げいじゅつさい開催までの長い道のり 札幌の美術の歴史を見てきた2人が考える 札幌で開催するげいじゅつさいの意味とは
マユンキキアーティスト/サイアフアイヌ文化コーディネーター
初回からあったアイヌに関するプログラム 先住民やその文化に触れるとき 必要になる意識と認識とは
丸田知明アーキテクト
げいじゅつさいの施工面を取りまとめるアーキテクト その新しい役割と多様な仕事 今後必要な観点とは
片岡 泰札幌国際げいじゅつさい実行委員会 事務局長
サイアフの中でもスポットが当たりにくい 札幌市役所職員の仕事 行政の中にげいじゅつさいがある意味とは
工藤“ワビ”良平デザイナー 白井宏昭デザイナー
げいじゅつさいのアートディレクター/デザイナーの仕事とは サイアフ2024の雪とさんの裏話を公開
小川秀明サイアフ2024ディレクター/細川麻沙美サイアフ事務局マネージャー
ヨーロッパ拠点の小川さんと サイアフに長く携わってきた細川さんが考える 国際げいじゅつさいの国際性とは
漆 崇博サイアフ事務局マネージャー/一般社団法人AISプランニング代表理事
スクールディレクターに就任した漆さんの考える 教育学びの場としてのげいじゅつさいとは
宿院卓馬パノラマティクスプロデューサー/河村佳祐パノラマティクスリサーチャー
高い専門性を持ちながら 地域に愛着を持って連携ができる期間限定Uターン人材の果たせる役割とは
vol.15 連携プロジェクトみんなでウパㇱテ
2025年のみんなでウパㇱテは18団体と連携試行錯誤しながら見えてきた今後の課題とは