企画体制
持続可能なげいじゅつさいを目指し 4名の新たなディレクター体制で挑むサイアフ2027 多様な視点をもたらすアドバイザーやアイヌ文化コーディネーターに加え 今回新たに発表するのが 展覧会を企画する2名のキュレーターです さらにサイアフ初の試みとして ドラマトゥルクという役割が加わります 主に演劇などの舞台芸術の世界で活躍するドラマトゥルクですが サイアフ2027においては ディレクターチームが構想するプラネットスノーの物語をげいじゅつさい全体に浸透させ 来場者の体験を深める役割をにないます
Photo by KUSUMI Erika
クリエイティブディレクター
小川秀明 OGAWA Hideaki
オーストリア・リンツ市を拠点とする世界的な文化・芸術機関であるアルスエレクトロニカの研究開発部門、 フューチャーラボの芸術監督・マネージングディレクター。SIAF2024ではディレクターを務めた。 SIAF2027では、ディレクターチームの統括として、テーマ・コンセプトの監修を行うほか、国際的展開に関する企画方針を担当する。
フェスティバルディレクター
細川麻沙美 HOSOKAWA Asami
テレビ局での展覧会制作・運営や、企画・展示業務を中心としたフェスティバル事務局への従事を経て、初回からSIAFに関わり、SIAF2024では未来劇場(東1丁目劇場施設)における展覧会企画を担当。SIAF2027では開催基本方針の策定、広報戦略の監修に加え、北海道博物館・モエレ沼公園における展示企画も担当する。
スクールディレクター
漆 崇博 URUSHI Takahiro
一般社団法人AISプランニング代表理事。北海道内でのアーティスト・イン・スクール事業をはじめとしたアートと社会をつなぐ担い手として活動。初回からSIAFに関わり、SIAF2024からスクール事業を担当。SIAF2027でも教育機関との連携(出前授業・教育喫茶)や生涯学習プログラム(ふむふむプロジェクト)を中心としたSIAFスクール企画、さらに札幌市資料館(旧札幌控訴院庁舎)・中央区複合庁舎の企画を担当する。
スタジオディレクター
丸田知明 MARUTA Tomoaki
丸田知明建築設計事務所代表。SIAF2017からアーキテクト(建築設計)スタッフとして関わり、各会場の図面制作や現場監督、作品制作にかかるサポートなどを担当。国際芸術祭あいちにおいても同様の役割を担っている。SIAF2027では会場構成に加え、企業や地域団体との連携、さらに札幌芸術文化交流センター SCARTS、さっぽろ雪まつり大通会場の企画も担当する。
©NASA
アドバイザー
山崎直子 YAMAZAKI Naoko
宇宙飛行士/札幌市青少年科学館名誉館長。幼稚園年長から小学校2年生まで札幌市に在住。2001年現宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士に認定。2010年4月スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗、国際宇宙ステーション(ISS)組立補給ミッションSTS-131に従事。SIAF2027では、アドバイザーとして物語に宇宙科学の視点をもたらす。
【動画】プラネット・スノーを読み解くヒント
Photo by Una ZHU
ドラマトゥルク/キュレーター
金澤 韻 KANAZAWA Kodama
現代美術キュレーター。ICA京都特別プロジェクトディレクター。熊本市現代美術館、川崎市市民ミュージアム勤務を経て独立、国内外で多数の展覧会や国際芸術祭に携わる。2017~20年は十和田市現代美術館学芸統括を務める。創作的テキストを用いた実験的な展覧会構築に取り組んできた経験を生かし、SIAF2027ではドラマトゥルクとして芸術祭全体のストーリーを監修するほか、キュレーターとしてメイン会場となる札幌市民ギャラリーの展示企画を担当。
Photo by Iroha
キュレーター
西 翼 NISHI Tsubasa
山口情報芸術センター[YCAM]キュレーター。YCAMでは展覧会企画を中心に、研究開発プロジェクト、人材育成プログラムなども担当する。SIAF2024では、モエレ沼公園会場のプロジェクトマネージャーとして、屋外や雪倉庫を舞台としたプログラム・作品に携わる。SIAF2027では札幌市青少年科学館の展示企画を担当。
Photo by IKEDA Hiroshi
アイヌ文化コーディネーター
マユンキキ Mayunkiki
アイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」「アペトゥンペ」のメンバー。現代におけるアイヌの存在を、あくまで個人としての観点から探求し、アーティストとしても活動。SIAF2017には企画メンバーとして参加。SIAF2020以降は、アイヌ文化コーディネーターとして、SIAFのアイヌ語公式名称、アイヌ語テーマを考案。アーティストへの専門的なアドバイスも行う。
アートディレクター&デザイナー
ワビサビ・白井宏昭 Wabisabi / SHIRAI Hiroaki
工藤 “ワビ”良平と中西 “サビ”一志によるデザインユニットのワビサビ、札幌を拠点とするグラフィックデザイナー・白井宏昭。SIAF2020からタッグを組んできた2組が協働し、プラネット・スノーのアイコニックなビジュアルを生み出していく。