SIAF2014

関連プログラム

企画展示「都市と自然」関連プログラム アーティスト・トーク 「三原聡一郎トーク」

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札幌にゆかりの深い文豪、有島武郎。大正2年に建てられた邸宅を当時の姿そのままに芸術の森に移築復元した趣ある有島武郎旧邸。この歴史的建造物で作品を出品している三原聡一郎のアーティスト・トークをSIAF2014のクロージングイベントのひとつとして、この有島武郎旧邸で開催します。
三原聡一郎の出展作品である「   鈴」についてや表現と(科学)技術の関連など、作品を前に語ります。 

■時間:
2014年9月26日(金)17:30-18:30
■場所:
札幌芸術の森 有島武郎旧邸2F
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■登壇者:
アーティスト 三原 聡一郎
(聞き手)アソシエイト・キュレーター 飯田 志保子
■参加条件:
無料(定員20名)
当日17時より現地で直接受付、先着

※札幌芸術の森美術館及び野外美術館は、通常通り17時で閉館いたします。


三原 聡一郎(みはら・そういちろう)

世界へ開かれた芸術実践を行うため、「いま、ここ」を問いかけながら、多様なメディアテクノロジーを用いたシステムを作品として提示している。 2011年より、この社会を成立させてきた近代以降の枠組みを超える試みとして「空白のプロジェクト」を展開中。現在、バイオテクノロジー考察のため、オーストラリアのパースにあるバイオアートラボ「SymbioticA」に滞在中。
本展では、札幌芸術の森敷地内に移設された有島武郎旧邸の2階に《  鈴》(2013)を展示。ガラスドームに内蔵された放射線感知回路が、人間が本来知覚できない自然及び人工の放射線を感知したときに、ドームに包まれたガラスのベル(風鈴)が鳴る作品。風鈴は古来、邪気を払うために吊るされたのが起源という。《  鈴》はその微細な音によって、自然と科学の不確定性と、知覚できない存在を顕在化させる。