SIAF2014

ワークショップ「札幌の都市農業について考える」

本企画は、都市部における農業について考えるワークショップです。市民に身近な「札幌の環境」を素材に、アーティストが喚起する問題意識を手がかりに、地域の文化資源(ひと・こと・もの)を見直しながら、都市部とその周辺で見いだされる農業の姿を浮き彫りにしてゆきます。
農業は都市/社会と自然の間にあって両者をつないでいます。ここでは農業を切り口に、ワークショップとアートプロジェクト「TPPミュージアム」のアクティビティを進めながら、私達の社会や暮らしを振り返ります。

マイケル・エディ&植村絵美が展開するアートプロジェクト「TPPミュージアム」には、農業やTPPとつながりのある様々な人が招かれます。そのアクティビティは、ミーティングや勉強会、イベントなど、誰でも気軽に参加出来るオープンな形で開催されます。そこに集まり意見を交わしながら、毎回取り上げるトピックを共有していきます。

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■日程
展示:2014年7月19日(土)~9月28日(日)
ワークショップ:8/23(土)、8/30(土)、9/6(土)、9/20(土)

■会場
札幌市資料館2F 連携事業ワークショップルーム(札幌市中央区大通西13)

■ワークショップ内容
8月23日[土] 14:00-16:00
1. Potato Perspective (1)「ジャガイモから見る世界ってどんな世界?」
スウェーデンからオーサ・ソーニャスドッターを迎えてのトーク。
ゲスト:オーサ・ソーニャスドッター+富田俊明(アーティスト)
http://potatoperspective-j.tumblr.com/
2. pop-up café 「種を食べるワークショップ」
私たちにとって身近で代表的な種「大豆」について考えます。
ゲスト:岩間朝子、山城弥生 (pop-up café)
http://popup-cafe.org

8月30日[土] 14:00-16:00
TPP後の農と暮らし:ラウンドテーブル
TPPが締結すると、私たちの暮らしは根本から変わるのか?札幌にてそれぞれの方法と考え方で暮らしの質を問うている方々が、超高齢化社会を迎える2025年以降の未来から現在まで過去を振り返る形でお話していきます。
ゲスト:永田勝之(やぎや)、安斎伸也(食べると暮らしの研究所)、伊藤菜衣子(暮らしかた冒険家)、酒井秀治(サッポロ・ミツバチ・プロジェクト)、他

9月6日[土] 14:00-16:00
Potato Perspective (2)「プロジェクト報告会」
ジャガイモの収穫期をむかえ、日本で行われたPotato Perspectiveの成果を振り返ります。
ゲスト:オーサ・ソーニャスドッター+富田俊明(アーティスト)

9月20日[土] 14:00-16:00
TPPレストラン
天神山アートスタジオにあるTPPミュージアムガーデンで収穫された作物で、食べる事を通してTPPと作物、暮らしを考えます。

■主催
農業を考える市民とアーティストの会

■共催
さっぽろ天神山アートスタジオ

■助成
公益法人福武財団(北海道地域連動アートプロジェクト)

■お問い合わせ
agriculture.artists@gmail.com

■参考リンク
TPPミュージアム