SIAF2014

ホリー・ワーバートン 発掘された声

「エッダ」「ペルセポネ-生誕以前の祈り」と題された2つのインスタレーション作品から抜粋したイメージを写真、ビデオ、ペインティングとして展示します。
また、札幌在住の音楽家、高橋幾郎とダンサーの室野井洋子によるライブ・イベントを開催します。

■日程
①展示:2014年7月8日(火)~7月13日(日)
②ライブ・イベント:2014年7月11日(金)20時30分

■会場
ト・オン・カフェ(札幌市中央区南9条西3丁目2-1マジソンハイツ1F)

■主催
ZAPT

■入場料
作品見学、パフォーマンス無料

■作家からのメッセージ
タイトルは私の作品に影響を与えた古代神話やサガに関連しています。

この展覧会では「エッダ」(10世紀のアイスランドのエッダ・サガにインスパイアされた)と「ペルセフォネ-誕生以前の祈り」(古代ギリシャのペルセフォネー神話とデメテールへのホーマー風讃歌にインスパイアされた)の2つのインスタレーションから抜粋されたイメージを展示します。

私の作品に予言者として影響を与えたのがエッダ・サガの第一章‘ヴェルスパー’です。これらの物語は、遠いはるかな過去からききとられた神話の声として、文字に書き起こされるずっと遠い昔から語られ続けてきたものです。神話とサガは私たちの内なる自然の周期と関係しています。私たちは、おそらくは現代文明によって、地球のリズムと周期から引き離されています。地球の「声」を聞くことは複雑で忙しい生活においては簡単なことではありません。たぶん古代のサーガのさまざまな流れをおっていくことが地球と私たち自身を再発見するたすけになるかもしれません。

タイトルの「発掘された声」は現時点でのわたしの創造的な旅にふさわしいものです。わたしは去年一年間を、1980年代からの自分のインスタレーション作品の記録と発掘に費やしました。それは過去とわたし自身を発掘すること、魂と無意識と当時の作品に対する考古学でした。

この発掘プロジェクトの仮タイトルは「忘却された夢の洞窟」、ヴェルナー・ヘルツォークの映画のタイトルです。

Holly Warburton on 9th June 2014

DESCENT SEQUENZA
DESCENT SEQUENZA

DEMETER AND PERSEPHONE
DEMETER AND PERSEPHONE

Le Cube 2006
Le Cube (パリ)でのインスタレーションから(2006年)