SIAF2014

「Root(ルート) 植物の地中生活~北1条通りの植物たち~」 

北1条通り地下道で展示を行います。
展示物は、北1条通り沿いに生える、いわば「雑草」の標本です。根の部分まで押し葉にしています。
会場はかつて「チャチャニレ」と呼ばれたハルニレの大木があった場所の地下。どこにでもある植物の、普段は見えない(見ようとしない)部分を見てみてください。

ROOT 画像(カラー)

■日時
平成26年7月13日(日)~8月29日(金) 

■会場
北1条地下歩道

■展示コンセプト
開拓以来、札幌は道都として開発が進み、高層化してきました。今や地下にまで人々は“街”をつくり始め、そうした意味では札幌の街は上と下に成長してきたといえます。
植物も地下と地上の両方向に伸びます。しかし、植物は人間が地下を利用するよりはるか昔から地中に根を張って生きてきました。
今回の展示は、札幌国際芸術祭のテーマ「都市と自然」という一見相反する2つの中に「上と下の両方向に成長する」という共通点を見出したものです。
根は維管束植物にとって重要な器官ですが、私たちが普段の生活の中ではあまり見ない・見えない部分でもあります。植物の種類ごとに様々な形をした根を観察してみてください。
会場となる地下道のほぼ真上の地上には、かつて「チャチャニレ」と呼ばれたハルニレの大木あり、街ゆく人々に親しまれていました。今も地下道の上には、無数の植物の根があるということを想像してみてください。そして、都市の中心部にいても「人間以外の生き物の世界」がすぐそばにあることを感じてください。

■主催・問い合わせ
観光文化局文化部市民文化課(博物館活動センター)/TEL:011-200-5002

■関連サイト
http://www.city.sapporo.jp/museum/calendar/demae_2014july.html