SIAF2014

ニュース

長嶋りかこ氏が公式デザイナーに就任しました

このたび、SIAF2014の公式デザイナーとして長嶋りかこ氏が就任いたしました。

長嶋りかこ氏はグラフィックデザインを基軸に、ブランディングやプロダクトデザイン、広告など多くの商業デザインを手掛ける傍ら、パーソナルワークとして現代美術化との連携プロジェクトや個人として発信するデザインプロジェクトなど幅広い活動によって、世界的に注目されているクリエイターです。

RIKAKO_688x552

 

 

<<長嶋りかこ>> 
ながしまりかこ Rikako Nagashima

1980年11月11日生まれ。グラフィックデザイナー。 2003年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業後、博報堂を経て2014年デザイン事務所「village ®」を設立。グラフィックデザインを基軸に、CI、ブランディング、パッケージ、プロダクトデザイン、広告のアートディレクションなどを手がける傍ら、活動として自身のブランド「Human_Nature」や、現代美術家の宮島達男氏らと行う「PEACE SHADOW PROJECT」がある。最近の仕事にMercedes-Benz Fashion Week、札幌国際芸術祭、坂本龍一氏×鈴木邦男氏「愛国者の憂鬱」装丁、BAOBAO ISSEY MIYAKE×Rikako Nagashima「FREE HAND BAG」など。主な受賞歴に、東京ADC賞、カンヌデザイン部門銀賞、ニューヨークADC銀賞、ニューヨークADC銅賞、アジア太平洋広告祭グランプリ、日本グラフィックデザイナー協会新人賞、ロンドンD&AD銀賞、ワルシャワビエンナーレ銀賞、日本パッケージデザイン大賞金賞、経済産業大臣賞、等国内外の賞を多数受賞。 2012年にはニューヨークADC、2014年にはONE SHOWの、国際審査員を務める。

< <就任にあたって>>

都市は都市として、自然は自然として、ふたつを別のものとして捉えるのではなく都市は自然に内包されているということを意識してみると、見えてくるものがあると思います。ポスターやウェブなどにレイアウトしているこの札幌の写真は、都市と自然、どちらなんでしょう。都市がそびえ立ったことはある意味‘自然’でもあり、自然はそのような都市を陰で支えた‘都市’そのものでもある。私たちの生活がいかに自然に支えられてきたかを、感じるのではないかと思います。アスファルトの下には見えない土があるけれど、見えないままなのか、それとも未来は土を感じるのか。この芸術祭が、都市と自然のありかたを問い、その未来を自分で考え、自ら行動する機会になることを、願います。私にとっても、いちグラフィックデザイナーとして、そして、いち動物として、よい機会になっています。