文化庁メディア芸術祭にSIAF勢の作品が!!
文化庁メディア芸術祭を知っていますか?
1997年から開始され、今回で21回目となるこの文化庁メディア芸術祭は、「芸術祭」といっても、札幌国際芸術祭とは大きく異なり、毎年過去1年間に制作・発表された作品が世界中から応募され、その作品中から審査委員が、受賞作品・審査委員会推薦作品を選出、その作品を中心に展覧会が開かれるという形式で毎年実施されている芸術祭です。
そして本日、東京の国立新美術館で第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品の記者発表会が行われました。なんでも今年は、世界98の国と地域から4,192作品が応募されたということです。選出された作品の中には、SIAF2017の作品とSIAF2014で参加していたあのアーティストの作品も!ということで嬉しい速報をご紹介させていただきます。
SIAF2017からは、2作品がアート部門の審査委員会推薦作品に選出されました!モエレ沼公園ガラスのピラミッド内で紹介された《全知性のための彫刻》、そして《火ノ刺繍ー『石狩シーツ』の先へ》は、北海道大学総合博物館で展示されていました。
全知性のための彫刻 メディアインスタレーション
ARTSAT×SIAF LAB. (代表:平川 紀道)
火ノ刺繍ー『石狩シーツ』の先へ 映像インスタレーション 撮影:小牧寿里
吉増 剛造/鈴木 余位/牟田口 景/藪前 知子
そして、もう1作品、 SIAF2014にチ・カ・ホ(札幌駅前通地下歩行空間)で展示されていた《セミセンスレス・ドローイング・モジュールズ 》のアーティストが菅野創さんとやんツーさんが山口芸術情報センター[YCAM]で発表した《アバターズ》でアート部門の優秀賞に選ばれました!おめでとうございます。
アート部門の一覧はこちらからご覧いただけます。
http://festival.j-mediaarts.jp/award/art/
写真は、《アバターズ》が発表された様子です。舞台では、アート部門の中ザワヒデキ主査が講評をされていました。
ちなみにアート部門の優秀賞といえば、SIAF2014で展示された《センシング・ストリームズ ―不可視、不可聴》が第18回に選ばれています。文化庁メディア芸術祭とSIAFとの繋がりは初回2014の時から始まっていたんですね。
この受賞作品が紹介される受賞作品展は6月13日から24日まで国立新美術館(東京・六本木)で開催されるということです。もし機会があれば、足を運ばれてはいかがでしょうか。
第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展
会期:2018年6月13日(水)~6月24日(日)
会場:国立新美術館(東京・六本木) 他
入場料:無料
主催:第21回文化庁メディア芸術祭実行委員会
公式サイト:http://festival.j-mediaarts.jp/