SIAF2017開幕まであと300日!
事務局からのひとり言
2016.10.10

SIAF2017開幕まであと300日!

みなさま、ごぶさたをしております。
札幌国際芸術祭(SIAF)実行委員会事務局長の熊谷です。
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さて、2016年10月10日をもって、SIAF2017開幕まであとちょうど300日となりました。
早いです。特に365日を切ってからの早さが格別です。
僕のデスクから見える大通公園の木々も赤く色づいてきてしまいました。
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最近、よく聞かれるのが「SIAF2017に向けた準備の進捗状況はどうなのか?」「順調なのか?」「難航しているのか?」といったことです。
しかし、それが実はよくわからなくて困っています・・・。

9月はアーティストのみなさんの来札ラッシュでした。来年の会期中と同じシーズンの札幌を体感しておきたいということですね。それぞれの作品のアイディアなども少しずつ固まってきているのかなと思います。
また、開幕1年前のプレイベントとして行われた「さっぽろ八月祭」(8/5~6)は大いに盛り上がりましたし、その翌日「パブリックミーティング」(8/7)で、第1弾のアーティスト発表も行いました
「さっぽろコレクティブオーケストラ」などすでに走り始めている公式プログラムもありますし、SIAFラボを中心に様々なトークイベントやワークショップなども展開しています。

ですので、「極めて順調で~す!」と言いたいところなのですが、なにしろ誰にとっても初めてのことばかりで、「コレとコレが何月何日までに仕上がっていればOK!」などというわかりやすい指標があるわけでもありませんし、本当によくわからないのです。
さらに、事務局としては、これまでは、「企画」の内容(どんなアーティストがどこでどんな作品を創るのか、どんなイベントをやるのか・・・など)を詰めていくことにウエイトをかけておりましたが、このあとは次第にチケット計画(方式や価格の設定)、サイン計画(会場案内の看板など)、ガイドブックの制作、グッズ制作、関係団体・関係イベントとの連携のフレームづくりなどなど、いわゆる「運営」に係る業務にウエイトをかけていかなければなりません。
これらが本当に難物で、アーティストも会場構成も異なる中で「前回と同じ」は通用しませんし、もちろん前回よりも良くしたいという気持ちもあり、他都市における芸術祭なども参考にしながら日々、「ああでもない、こうでもない」「こんなこともやってみたい」「あんなことができたらいいな」などと議論を重ね検討を進めているところです。

結局のところ、このあたりの先行きが見えてこない限り、進捗状況についての判断はできないのかもしれません。そしてこれから先は、おそらくはそんな冷静な分析をしている暇などなく、すべての事柄が輻輳して並行して怒涛のように疾走しながら開幕に向けてなだれ込んでいく・・・ということになるのかもしれません(いや、きっとそうなる・・・)。

いずれにいたしましても、事務局スタッフは、今日も元気に東奔西走しております。
引き続き、SIAF2017の動向にご注目をいただき、また、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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