SIAF2017会期中、札幌市立大学で展開される毛利悠子のサウンドを用いた作品《そよぎ またはエコー》の関連イベントとして、ノルウェー・オスロ市在住の美術家カミーユ・ノーメントとのサウンドパフォーマンス「After the Echo」を行います。
カミーユ・ノーメントは、2015年ヴェニス・ビエンナーレのノルウェー館代表をつとめ、インターネットマガジンART Net.newsにて「アートの見方を変える12人のサウンドアーティスト」*に選ばれるなど、世界で注目される作家です。また、実験音楽家・批評家のデイヴィッド・トゥープ(英国)をはじめ、さまざまなアーティストとコラボレーションも行い、美術と音楽の第一線で活躍しています。
ノーメントと毛利は2016年12月、インドで開催された南アジア最大のアート・フェスティバル「コチ=ムジリス・ビエンナーレ」の参加アーティスト同士として出会いました。音と音が響く空間、またその土地がもつ歴史などを表現要素としていた共通点から、今回のコラボレーションのアイデアが立ち上がりました。
札幌市立大学の空中歩廊スカイウェイを舞台に、毛利がつくりあげたインスタレーション空間で、ノーメントはガラス製の楽器「グラスアルモニカ」を使った演奏を行う予定です。
木々に囲まれた特徴的なスカイウェイの空間で、「天使の声」といわれるグラスアルモニカの不思議な音色と毛利の作品が共鳴した豊かな体験が生まれることでしょう。当日はスペシャルゲストの参加も予定しています。
本企画は、ノルウェーを代表する現代アーティスト、カミーユ・ノーメントを日本で紹介する初めての機会となります。一方の毛利悠子も2017年度芸術選奨新人賞を受賞など、近年活躍が目覚ましいアーティストです。国際芸術祭という文化交流の場から生まれる、一日限りの貴重なパフォーマンスにご期待ください。
* (12 Sound Artists Changing Your Perception of Art These artists appeal to the ears, not the eyes. Alyssa Buffenstein, August 4, 2016、ART Net.news)
※応募は締め切りました
After the Echo
【開催日】
2017年8月26日(土)17:00-18:00 (開場16:30)
8月26日(土)はイベント準備のため会場は閉場します。
※8月27日(日)は施設定期点検のため休場
【場所】
札幌市立大学 芸術の森キャンパス(札幌市南区芸術の森1)スカイウェイ
《そよぎ またはエコー》作品内
【参加アーティスト】
カミーユ・ノーメント、坂本龍一
インスタレーション:毛利悠子
【料金】
無料
【定員】
100名(要事前申し込み・抽選)
お申込み期間:2017年8月1日(火)~ 8月8日(火)
抽選結果:8月10日(木)メールにて通知となります。
【問い合わせ先】
札幌国際芸術祭事務局(担当:加茂、宮岡)
TEL : 011-211-2314 E-MAIL: mohri@siaf.jp/2017
主催:札幌国際芸術祭実行委員会/札幌市
協力:札幌市立大学、FOSTEX COMPANY、株式会社ヤマハミュージックリテイリング札幌店、ノルウェー王国大使館
助成: