事務局からのひとり言
2018.02.04

「さっぽろ垂氷まつり2018」が始まりました

今年の冬はなんだか雪も少ないしあったかいし、過ごしやすいな〜、と気を緩ませていたところにやってきた寒波。北海道を含め、全国的に「しばれる」日がもう少し続きそうです。

しばれる冬のお楽しみ、「さっぽろ垂氷(たるひ)まつり」が今年も始まりました。

垂氷とは「つらら」の別の呼び名です。
SIAFラボのプロジェクトの一つ、「Bent Icicle Project – Tulala(愛称:ツララボ)」では、「つらら」をテーマにさまざまな取り組みをしています。このプロジェクトの活動発表として、2015年から開催されているのが「さっぽろ垂氷まつり」です。北国に暮らす私たちにとって身近な「つらら」を切り口に、アート、サイエンス、人の営みやその記憶といった多様な視点から、札幌の冬を再発見する新しいお祭りです。

つららは「気がついたら勝手に作られているもの」と思いきや、SIAFラボでは「かなり積極的に作って」います。
『回転式巨大つらら造形装置』に『人工氷柱製造装置』。
名前だけ見てもかなりおもしろいです。これらは芸術的・技術的な側面からつららを理解する取り組みとして制作されました。

IMG_9336『回転式巨大つらら造形マシン』では、高速回転するパイプの上から水を供給しながらつららを作るため、放射状のつららになります。

気温が-3度以下になると、自動で水が供給され、パイプが回転します。

ここで作られるつららは、私たちが慣れ親しんだものとは一味も二味も違います。
「垂氷まつり」では、個性的な形をしたつららに出会えますよ。

さらに、実際に街で採取した様々な形のつららをデータ化し、3Dプリンタで再現するつららアクセサリーも販売。さらっとした一文ですが、もう一度読んでみると、そこそこ不思議なことを言っていると思いませんか。
この身につけられるつらら、ご自身の手で制作できるワークショップも開催されます。

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つららの魅力満載の「さっぽろ垂氷まつり2018」は、2月3日(土)〜12日(月・休)の9日間、札幌市資料館での開催です。
今まで何気なく見ていたつららから、いつもと違う世界が見えるかもしれません。

さっぽろ垂氷まつり2018
会期:2月3日(土)〜12日(月・休) ※2月5日(月)は休館日
時間:10:00 - 18:00
会場:札幌市資料館(前庭、裏庭、SIAFラウンジ、SIAFプロジェクトルーム)
https://siaf.jp/siaflab/2018/01/17/taruhi2018/

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