札幌国際芸術祭2024 / SIAF2024
テーマ・会期決定

札幌国際芸術祭実行委員会(会長:秋元克広[札幌市長])は、小川秀明ディレクターと共に、
2023年度冬季に開催する札幌国際芸術祭2024(Sapporo International Art Festival 2024 略称:SIAFサイアフ2024 )のテーマを決定しました。
SIAF2024のテーマは「LAST SNOWラスト スノー 」です。小川ディレクターは、このテーマを問いとして投げかけ、未来に向けた創造と行動を呼びかけていきます。

テーマとともに、サブテーマ、芸術祭会期、今年度のオープンプログラムおよび継続プログラムを発表しました。今年度の展開、そして 2024年1月開幕の札幌国際芸術祭2024に、是非ご期待ください。

プレスリリース

札幌国際芸術祭2024 開催概要

(2022.6.10 現在)

名称

  札幌国際芸術祭2024(日本語)
  Sapporo International Art Festival 2024(英語)
  Usa Mosir un Askay utar Sapporo otta Uekarpaウサ モシ ウン アカイ ウタ サッポロ オッタ ウエカ2024(アイヌ語) ※斜体は正式には小さい文字での表記

略称

  SIAFサイアフ2024

テーマ

  LAST SNOWラスト スノー

サブテーマ

  はじまりの雪(日本語)
  Where the Future Begins(英語)
  Upasteウパ (アイヌ語) は正式には小さい文字での表記

  アイヌ語サブテーマについて

upas [ウパㇱ] は、「雪」を意味するアイヌ語です。u「互いに」pas「走る」が語源と言われています。その言葉からは雪が空から降ってくる様子を、競いあって走ってくるかのように捉えていることが想像できます。
今回のテーマではこの upas [ウパㇱ] にte [テ] をつけました。
u「互いに」pas「走る」に、te「~させる」をつけることによって「互いに走らせる」とし、「一緒に走る、みんなで走る、一斉に走る」というような意味として捉えることができるようにもしています。またpasteには「〜に気が付く」という意味があり、u「互いに」をつけてupasteにすることで「気づき合う」と訳すことも出来るようになります。
LAST SNOWをテーマにした芸術祭をきっかけに、未来に向けて走り出してみる、互いに気づきあってみる。
そういったニュアンスをこの雪に由来するアイヌ語タイトルが補完出来るのではないでしょうか。

アイヌ語サブテーマ作成:マユンキキ
(SIAF2020アイヌ文化コーディネーター)

会期

  2024年1月20日(土)〜2月25日(日) [37日間]
  ※一部の会場では、プレオープン期間を設けることを検討しています。

ディレクター

  小川秀明 (アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ共同代表/アーティスト)

オープンプログラム

 ・ SIAF2024 ディレクターズトーク Vol.01「Art for Future〜アートを通して未来を探る〜」
 ・ ポッドキャストプログラム「SIAF Director's Lounge」 (6月15日(水) 初回配信スタート)

継続プログラム

 ・ SIAFふむふむシリーズ 2022
 ・ SIAFラボ 「S.I.D.E.」プロジェクト 「Side Effects」


 【ディレクターメッセージ】 

札幌国際芸術祭2024のテーマは「LAST SNOW」です。

2020年以降の世界的なパンデミック、ウクライナとロシアの紛争など、私たちは、絶え間ない危機の中で生きています。加速するテクノロジーの発展と、それによって急速に変容する社会。そして、地球規模の気候変動の影響は、私たちの生活をゆっくりと、しかし確実に変化させています。札幌では当たり前のように存在しているはずの「雪」の意味や、雪が作り出す風景も、21世紀末には現在とは異なるものになると予測されています。

この芸術祭では、そのような未来の地球、社会、コミュニティー、生活のための変革と創造に焦点を当てます。

雪とは何か。100年後の札幌はどのように変化しているのか。そして、アートと科学技術の混合は、どのような未来像を描くことができるのか。これからの地球と共生するために、どんな新しい考え方、教育、イノベーション、システム、アクションが必要なのか。未来の地球で、私たちはどのようなコミュニティーを作り、そこに住む未来の「人類」とはどのようなものなのか。

「LAST SNOW」は、このような未来に向けた創造と行動を呼びかけるものです。
私たちは、ただ未来がやってくるのを待ち、それを受け入れるだけなのか。
それとも、これをラストチャンスととらえ、未来に向けて何かを始めることができるのか。

副題は「はじまりの雪」です。また、この芸術祭では、北の大地で独自の文化を築いてきたアイヌの言葉でも副題をつけています。雪を意味する「ウパㇱ」を語源に考えられた「ウパㇱテ」には「雪とともに未来に向けて走り出してみる、雪を通して互いに気づきあってみる」という今回のテーマに相応しいイメージを重ねています。

2024年、札幌国際芸術祭は、アートを通し、未来への問いと行動にあふれた「実験区」を札幌につくり、みなさんと一緒に「はじまりの雪」を体験したいと考えています。

札幌国際芸術祭2024ディレクター 小川秀明


ディレクターメッセージ動画(2022.6.10公開)