テーマが決定!
アドバイザーは宇宙飛行士の山崎直子氏
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SIAF2027 テーマ

PLANET SNOWプラネット・スノー
upas mintarウパㇱ ミンタㇻ / upas nociwウパㇱ ノチウ

SIAF2027ディレクターチーム メッセージ

ようこそ、プラネット・スノーへ。

2027年、白い雪に包まれる札幌国際芸術祭は、未来の人類と宇宙を巡る壮大な物語の舞台となります。激動の時代において、私たちはどんな未来を望み、どのように歩んでいくのでしょうか。アーティスト、市民と共に「人類」「地球」「宇宙」を再考し、雪の星、雪の惑星という自由で創造的な場を通じて、未来への行動を呼びかけること。それが、SIAF2027のテーマ、PLANET SNOWに込めた思いです。

私たち「人類」はこれまでどのような歩みを重ね、「地球」という惑星に存在してきたのでしょうか。パンデミックの経験、社会の分断、絶え間ない争い、技術革新の加速、そして地球規模で進行する気候変動。人類が進歩する一方で、環境や大地に大きな影響を与えたこの時代だからこそ、私たちのいる場所「地球」が「宇宙」に存在していることを意識し、まだ見ぬ未来と「宇宙」に繋がる豊かな創造力を持って、どんな「人類」でありたいかを一緒に考えていきたいと思います。

ウパㇱ ミンタㇻ/ウパㇱ ノチウ──これは、日本の先住民族として独自の文化を育んできたアイヌの人々の言葉です。ウパㇱは雪、ミンタㇻは庭、ノチウは星を意味します。

これらの言葉は、芸術祭が、多様な人々が集い共創する「雪の庭」「雪の星」となり、過去から未来へと繋がる希望の道しるべとなることを示唆しています。また、札幌で暮らす人にとってのプラネット・スノーはミンタㇻであり、遠くから訪れる人にとってはノチウであるという異なる視点も含有しています。まさにSIAF2027のビジョンと広がりそのものです。

プラネット・スノーの世界で、みなさんとの新たな創造の旅を、心より楽しみにしています。

ディレクターチーム
小川秀明 / 細川麻沙美 / 漆 崇博 / 丸田知明

SIAF2027アドバイザー

山崎直子

宇宙飛行士/札幌市青少年科学館名誉館長
千葉県松戸市生まれ。幼稚園年長から小学校2年生まで札幌市に在住。
1999年現宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士候補者に選ばれ、2001年認定。2004年ソユーズ宇宙船運航技術者、2006年スペースシャトル搭乗運用技術者の資格を取得。2010年4月スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗、国際宇宙ステーション(ISS)組立補給ミッションSTS-131に従事。2011年8月JAXA退職後、内閣府宇宙政策委員会委員・部会委員、一般社団法人Space Port Japan代表理事、公益財団法人日本宇宙少年団(YAC)理事長、札幌市青少年科学館名誉館長、女子美術大学客員教授、環境問題解決のための英国王立財団設立「アースショット賞」評議員などを歴任。

©NASA

SIAF2027アドバイザー メッセージ

SIAF2027アドバイザーに就任いたしました宇宙飛行士の山崎直子です。

私は子どもの頃に札幌で暮らしていて、その時に見上げた星空を、今でも鮮明に覚えています。星空を眺めながら、宇宙の広さや美しさに心を惹かれ、「宇宙の先には何があるのだろう」と想像を膨らませていました。SIAF2027のテーマは「PLANET SNOW」です。札幌の豊かな雪景色と、宇宙に浮かぶ惑星としての地球という壮大なイメージが重なり、とてもワクワクしています。

どうぞ楽しみにお待ちください。

メッセージ動画

SIAF2027が目指すのは

札幌ならではのオリジナルな芸術祭

次回SIAFも冬開催!世界にはたくさんの芸術祭がありますが、雪の降る冬に開催される芸術祭はなかなかありません。また、日本で唯一の「ユネスコ創造都市ネットワーク・メディアアーツ都市」として、札幌ならではの国際ネットワークを生かします。


エネス《Airshio Orchestra》Photo by KOMAKI Yoshisato

誰でも参加・体験しやすい芸術祭

あらゆる世代が楽しめるコンテンツ、体験をサポートする多彩なプログラムを準備します。さらに、「みせかた」にも工夫を凝らした作品やプロジェクトで、みなさんをお迎えします。


未来の札幌の運動会 種目「輪になって転がそう!!」の様子 Photo by KOMAKI Yoshisato

「仕組み」がサステナブルな芸術祭

新たな「ディレクターチーム」を発足!SIAFのさまざまな要素を「フェスティバル」「スクール」「スタジオ」の3つのフレームに整理し、恒常的に活動することで、サステナブル(持続可能)なSIAFをつくりあげていきます。


SIAFスクール出前授業「自分だけの雪の結晶をつくろう」の様子

ディレクターチーム
クリエイティブ/フェスティバル/
スクール/スタジオ

クリエイティブディレクター

小川秀明OGAWA Hideaki

担当
ディレクターチーム統括
SIAF2027テーマ・コンセプト

1977年東京都生まれ オーストリア・リンツ市在住
オーストリア・リンツ市を拠点とする世界的な文化・芸術機関であるアルスエレクトロニカの研究開発部門、フューチャーラボの芸術監督・マネージングディレクター。SIAF2024ではディレクターを務めた。

フェスティバルディレクター

細川麻沙美HOSOKAWA Asami

担当
SIAF2027開催基本方針
広報戦略

1977年東京都江東区生まれ 北海道札幌市在住
テレビ局での展覧会制作・運営や、企画・展示業務を中心としたフェスティバル事務局への従事を経て、SIAF2014から札幌国際芸術祭に関わり、SIAF2024では未来劇場(東1丁目劇場施設)における展覧会企画を担当。

スクールディレクター

漆 崇博URUSHI Takahiro

担当
教育機関との連携
生涯学習プログラム

1977年北海道石狩市生まれ 北海道石狩市在住
一般社団法人AISプランニング代表理事。北海道内でのアーティスト・イン・スクール事業をはじめとしたアートと社会をつなぐ担い手として活動。SIAF2014から札幌国際芸術に関わり、SIAF2024ではSIAFスクール事業を担当。

スタジオディレクター

丸田知明 MARUTA Tomoaki

担当
会場構成
企業および地域団体との連携

1976年愛知県岡崎市生まれ 北海道札幌市在住
丸田知明建築設計事務所代表。SIAF2017からアーキテクト(建築設計)スタッフとして関わり、各会場の図面制作や現場監督、作品制作にかかるサポートなどを担当。あいちトリエンナーレ2016・2019、国際芸術祭あいち2022・2025においても同様の役割を担っている。