教育喫茶特別編「STEAM STUDY DAY in SCARTS 2025」を実施しました
2月9日(日)、札幌市民交流プラザ SCARTSスタジオにて、教育喫茶特別編「STEAM STUDY DAY in SCARTS 2025」を開催しました。
「教育喫茶」は、教育に関わる先生やアーティストなどが集まり、教育とアートに関する課題や可能性を話し合うコミュニティの場です。2023年にスタートし、これまでに実験的なプログラムの開発や体験、ディスカッションを重ねてきました。その活動を生かし、今回はSTEAM(科学、技術、工学、アート、数学を横断する学びの手法)をテーマにした教育喫茶特別編「STEAM STUDY DAY in SCARTS 2025」を開催しました。
STEAMは、子どもたちの創造力や問題解決力を育むアプローチとして、世界的に注目されています。この日は、これまで「教育喫茶」に参加してきた先生方を中心に、授業やクラブ活動でSTEAMに関する独自の取り組みを実践している先生たちが店長(講師)となり、科学、技術、工学、アート、数学の各分野をテーマにワークショップやトークを実施。普段の授業とはひと味違う、特別なプログラムが展開されました。
▲プログラム一覧
プログラムは、10時から15時までの間、5つのスペースで入れ替えを行いながら、12のワークショップと5つのトークプログラムを実施。小学生から教育現場での実践者、芸術分野で活動される方など65名が参加しました。
ワークショップでは
・ペンタブレットを使ってモンスターを作る
・プログラミングでドローンを操縦する
・自由に描いた絵を生成AIの先生アバターに見てもらい、コミュニケーションをとる
・素数を用いたトランプゲームで遊ぶ
など、多様なプログラムが展開されました。
トークプログラムでは
・教育と生成AIの未来について
・探究活動や個別最適化の手法として注目される「自由進度学習」について
など、今注目されているトピックでディスカッションが行われました。
真剣に取り組む様子が見られる一方で、会場に笑い声が広がるなど、お祭りのような賑わいでした。
参加者の声を抜粋してご紹介します。
・「自分にとっての学びが多かったです」
・「様々な方と意見交換でき、とても楽しく貴重な時間でした」
・「子供も大人も楽しめるイベントでした」
・「STEAM教育を意識して、自校の取組みでは何が出来るか考えたいと思います」
今回の「教育喫茶」も大盛況のうちに閉店となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
「教育喫茶」は、教育に関わる先生や学生、アーティストなどが集い、色々なテーマに基づいた実験的なプログラムを作ったり、体験したりする中で、学校と芸術祭が「これからの教育」を共に考え創造するプラットフォームとなることを目指しています。
次回の開催については、決まり次第お知らせいたしますので、ご興味をお持ちの方はぜひ事務局までお問い合わせください。
お問い合わせ先
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