「SIAF2020インデックス」大解剖!
現在、発売中の「SIAF2020インデックス」。
ウェブサイト上で、全ページ公開になりました。(こちらからダウンロードできます)
この記録集では、SIAF2020で展示を予定していた作品や準備中だった構想を、参加アーティストのインタビューを元に編集したテキストと多数の貴重な画像や資料と共に紹介しています。
他にも、ディレクターによるステートメントや企画メンバーのコラムのほか、2018年から取り組んできたプログラムを時系列に追いつつ、SIAF2020の準備段階から中止公表、そして新たな形の企画へと展開する経緯を詳細に紹介するタイムラインを収録。
コロナ禍における国内のさまざまな芸術祭の動きなども掲載しました。実現していない“幻の“芸術祭を記録したフィクショナルな展覧会のカタログです。
見応えある充実した内容の272頁というボリュームたっぷりの本書。
事務局スタッフがマニアックなおすすめのページを紹介します
[ おすすめ1|豪華メンバーコラム!:スタッフK ]
インデックスのあちこちに挟み込まれている豪華メンバーによるコラムがおすすめです。
コラムをお寄せくださったのは、
SIAF2020キュレトリアルアドバイザーでありメディアアート・キュレーターの草原真知子さん(p.56)、
映像メディア学を専門とされている馬定延さん(p.86)、
札幌市立大学名誉教授で美術家の上遠野敏さん(p.162)や
リバプール・ジョン・ムーア大学教授のヨアシャ・クルイサさん(p.202)、
アイヌ文化コーディネーターの女性ボーカルユニット「マレウレウ」のマユンキキさん(p.114)、
SIAF2020アートディレクター&デザイナー、札幌市を代表するデザインコンビのワビサビさん(p.176)、
そして我らがSIAF部とSIAFラボ(p.194)。
情報ぎっしりのSIAF2020インデックスのアクセントになっています!
[ おすすめ2|SIAFマトリクス紹介ページ:スタッフY ]
特設ウェブサイト「SIAF2020マトリクス」のページ(p.244)では、画像をふんだんに使ってマトリクスの体験方法が説明されています。また、共同企画・開発を行ったアーティスト・研究者・プログラマーなどの集団「Qosmo(コズモ)」による解説では、マトリクスの仕組みの裏側を知ることができます。
マトリクスをより深く知りたい方はもちろん、残念ながらパソコンがなくてマトリクスをご覧いただけなかった方にもおすすめです!
[ おすすめ3|凡例:スタッフH ]
何といっても見どころは凡例です!凡例ってご存知ですか?(p.38)
書籍の冒頭に掲載されている、掲載方針や編集ルールをまとめたものなのですが、
この一番初めに記載されているのがこのテキスト!
「アーティスト・作品ページの記載内容は、SIAF2020中止が発表された2020年7月までに準備・構想されていたもので、実現はしていません。」こんな凡例は、前代未聞!是非、インデックスを手に取った際には、凡例もチェックしてくださいね!
癒されながらおもむろにテキストに目を向けてみましょう。
ぜひチェックしてくださいね!
記録集「SIAF2020インデックス」
発売日:2021年3月28日(日)
販売価格:1,500円(税込)
発行:札幌国際芸術祭実行委員会/札幌市
判型:A4 / 頁数:272頁 / 言語:日本語・英語
販売場所は以下のとおりです。
・SIAFラウンジ
札幌市資料館1階(札幌市中央区大通西13丁目)
・Amazon ▷Amazon公式サイトから SIAF2020インデックス で検索
https://www.amazon.co.jp/dp/4600006798?ref=myi_title_dp
札幌市内の図書館で閲覧・一部貸出がスタート!
https://www.city.sapporo.jp/toshokan/
*「資料を探す」→「札幌国際芸術祭」で検索
過去のガイドブックや記録集も見つけることができます。