「夏至祭 in 札幌市資料館」を開催しました!
6/22(土)に夏至祭 in 札幌市資料館開催しました!
あいにくの雨となり、足元が悪い中ですが多くの方に来ていただきました。ありがとうございます。
冒頭は日本で行われている芸術祭の紹介、世界のメディアアートフェスティバルの紹介からスタート。
日本でも多くの芸術祭が開催されていますが、5年に1回行われるカッセル(ドイツ)の「ドクメンタ」や、10年に1回行われミュンスター(ドイツ)の「ミュンスター彫刻プロジェクト」など長い間隔をあけて開催されるものもあります。
●リンツ(オーストラリア)「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」
●ベルリン(ドイツ)「トランスメディアーレ」
●オースティン(アメリカ)「サウスバイサウスウェスト」
また、メディアアートのフェスティバルと言っても、メディアアート作品だけでなく、パフォーマンスや音楽、シンポジウムなどさまざまなコンテンツが含まれます。会期が短いフェスティバルが多いのは、テクノロジーを使った作品が多くメンテナンスのため長期間の展示が難しいといった理由もあるとの話も出てきました。
撮影:詫間のり子
続いて、ARTSAT×SIAFラボのコラボレーションによる「Space-Moere プロジェクト」のこれまでの活動を振り返りながら、WROメディアアートビエンナーレ2019への出展までの軌跡をおいました。
海外での展示を実現する為、SIAFラボ プロジェクトリーダーの久保田晃弘さんやWROメディアアートビエンナーレのディレクターであり、SIAF2020の企画ディレクターでもあるアグニエシュカさんとミーティングを重ねてきました。作品展示とテレコーディングパフォーマンスを行いましたが、現地での準備期間が短いため、事前に作クィンの組み立てや、運び出しやすい梱包方法などを、事前に日本でシミュレーションしました。海外での展覧会を成功に導くまでにどのような苦労があったのかなどを語りました。
今回パフォーマンスでは現地の気球チーム&無線チームとの共同で行いました。ポーランドで実績と実力を兼ね備えているチームとの連携により、無事に成功を収めることが出来ました。
プログラム前半終了後の休憩時間には休憩中に、ポーランドのお菓子(&ヴェネチアの飴や日本のかりんとう)を用意。
SIAFラウンジのドリンクと一緒に、かわいい形のクッキーや、プラムフレーバーチョコレートをみんなで楽しみました。
そして後半は、SIAFラボプロジェクトディレクター3名からWROでのパフォーマンスの様子を撮影した映像を流しながら、気球がたどる軌道のシミュレーションや、気球から送られてくる信号を受信するにはどのような技術が使われているかを説明しました。
打ち上げられた気球から、定期的に送られてくるデータをリアルタイムに書き換えて音楽をつくり出すコーディングを実演。高度が上がって行くたびに、音が少しずつ変化していきます。SIAFラボテクニカルフェローとして、ポーランドに同行していた藍 圭介さんも飛び入り参加!それぞれ演者によって、少しずつ違う音が更新されていきました。
本イベントで上映した、WROでの打ち上げ&ライブコーディングの様子をこちらにアップしています。
ぜひご覧ください。
引き続き、SIAFラボの活動にぜひご注目ください!