事務局からのひとり言
2018.07.03

「夏至祭 in モエレ沼公園」を開催しました

SIAF事務局では、次回の芸術祭(2020年度 冬季開催!)に向けて、芸術祭や現代アートを紹介するプログラムを市内各所で開催していきます。
5月29日(火)には、南区民センターさんとの共催講座を開催しました。

そして先月6月23日(土)に開催したのが札幌国際芸術祭×SIAFラボ「夏至祭 in モエレ沼公園」です。

この夏至祭の目玉となったのがこちら。

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こちらは2017年に実施した打ち上げ

SIAFラボによる気球の放球です!

SIAFラボは、宇宙の文化芸術活用を推進するARTSAT(アートサット)とともに、「Space-Moereプロジェクト」に取り組み、成層圏気球の打ち上げに挑戦してきました。昨年実施した打ち上げに参加してくださった方もいらっしゃると思います。SIAF2017では、モエレ沼公園会場にて作品の展示も行いました。
このプロジェクト、実は現在も続行中なのです。

今回の夏至祭は約4時間(!)という長丁場のイベントでした。
第1部「アートを知ってみる〜レクチャーシリーズ」では、SIAFとSIAFラボの紹介にあわせて、「メディアアートとは?」「プログラミングの可能性」といった普段なかなか聞くことのできないお話を、SIAFやSIAFラボのメンバーによる30分×3本勝負というギュッと詰まったレクチャーで展開しました。

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SIAFラボプロジェクトリーダー・久保田晃弘さん、SIAFラボプロジェクトディレクター・小町谷圭さん

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SIAFラボテクニカルフェロー・藍圭介さん、金井謙一さん

そして第2部、いよいよ気球の打ち上げとテレコーディングパフォーマンスです。

気球にはモジュールと呼ばれるSIAFラボが中心となって開発した小型電子機器が搭載されています。このモジュールは周囲の環境情報を計測し、そのデータは地上に送られます。そしてそのデータを音と映像に変換する即興パフォーマンスが「テレコーディング」です。

まずは、そもそもなぜ気球を放球するのかという久保田さんのお話と、テレコーディングの実演講座を実施。

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これから行われるパフォーマンスの中身が少しわかったところで、さあいよいよ気球の登場です。

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こちらは気球準備中の様子

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放球の時間にあわせてどんどん参加者も増えました。
全員でカウントダウンをして、いざ!

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放球の瞬間!

やや風が強く、気球はあっという間に空の彼方へ消えていきました。

気球を見送ったあとはテレコーディングパフォーマンスです。
モジュールから送られるデータが不思議な音に変換され、リアルタイムでビジュアライズされる気球の軌道がスクリーンに映し出されます。

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放った気球は高度1.1万メートルを超え、成層圏に達しました!

夜は少し雨がぱらつきましたが、なんとか最後まで無事にプログラムを終えることができ、最終的にはのべ200名以上の方がこの夏至祭に参加してくださいました。
モエレ沼公園という唯一無二の空間で、宇宙に手が届くような幻想的な夜となりました。

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「残念ながら参加できなかった」という方に朗報です。
夏至祭当日の模様がSTV「札幌ふるさと再発見」で紹介されます。

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久保田さん取材中

放送は7月7日(土)午前11時54分〜11時59分の予定です。ぜひご覧ください!

改めまして、モエレ沼公園に集まってくださったみなさん、どうもありがとうございました!

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