事務局からのひとり言
2017.05.17

レポート「モバイルアースオーブン薪窯作りワークショップ」

こんにちは。SIAF2017 コーディネーターのカジタです。

5月13日・14日の2日間、予定どおりモバイルアースオーブンの薪窯作りワークショップが旭山記念公園森の家で行われました。天候が不安でしたが13日は強風はあれど雨はふらず、14日は小雨は降れどずっとは降らずとギリギリな状態で無事実施することができました。というわけで2日間に渡る窯作りレポートです。長めなのでお暇な時にご覧ください。

13日、まずは基礎となる断熱層の制作から開始。もみ殻と粘土をまぜる作業から行います。多くの人が手袋を持ってきていたのですが、泥遊びができる貴重な機会を得たとばかりに何人かの大人たちは素手でこねはじめました。

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ここで出来た粘土を、江別で手に入れた耐火レンガと空き缶や空き瓶を並べた上にどんどん積んでいき平らにしていきます。

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そこからさらに砂と粘土を混ぜたものを重ねて、こちらも可能な限りきれいな平らにしていきます。

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この重ねていく素材も全て参加者の皆さんでこねていきます。手だけではなく足も使って「ツイストを踊るように踏むとよく混ざります」と教えてもらい、半分踊る参加者の皆さん。

twist

混ぜる比率などは講師であるトージバの神澤さんが丁寧に解説してくれました。例えば空き缶や空き瓶を入れるのは熱に強いことと無料で手に入ること、もみ殻だけでは重さで沈んでしまうためということでした。細かい部分にも様々な工夫があります。

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昼休憩はトージバさんがお持ちになった薪窯(完成見本でもあります)を利用して参加者の皆さんがお持ちになった食材をそれぞれ食べてみました。皆一様にその美味しさに驚いてましたね。何がそこまで味に影響するのか聞き損ねました。しくじりました。

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午後はさらに作業が続きます。必要な配合で粘土をこねる人たちと、窯に粘土を重ねていくチームに別れ、それぞれが作業していきます。

基礎部分に耐火レンガを並べ、その上に窯の出入り口部分を作って1日目は終了。半円上に薄く切ったレンガを並べていくわけですが、最後の1つが入ったときには写真撮影会のようになっていました。

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2日目。予定の時間に参加者が2組しかおらず、粘土をこねる作業が思いやられましたが、始まって数十分立たないうちにあれよあれよと参加者が増え、見学も含め結構な人数に。

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2日目最初はドーム部分の基礎となる型を水を混ぜた砂で丁寧に作っていきます。この砂はドームの外壁が完成したのち窯の出入り口部分からかき出すことで、実際に食べ物を焼く空洞部分となります。なのでとても慎重に形をつくっていきます。

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今度はその型の周りに剥離剤の役目をする濡れた新聞紙を貼り、その上に粘土を盛っていきます。この粘土が窯の外壁部分になるわけです。なのでここもとても慎重に作っていきます。

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慎重に…

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慎重に…

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慎重に……

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ついに頂点まで来ました。かかった時間なんと4時間!しかしこれで終わりではありません。外壁部分はそれぞれ配合比率を変えた4層の粘土で構成されているので、ここから2層目開始です。今度は藁を混ぜた粘土を重ねていきます。

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形が崩れないように、そして頑丈になるようひたすら叩きながら重ねていき、ついに2層目が完成!というところでワークショップ終了となってしまいました。参加者の皆さんと作るのはここまでとなりましたが、その翌日手伝いに来てくれた皆さんのご協力により、ついに4層目まで完成!

あいにく私は会場に行けなかったのでその様子は見られなかったのですが、安齋さんのInstagramにその様子がアップされていました。

\ アースオーブン完成 / アースオーブンが目出度く完成致しました! 2日間のワークショップに参加頂いた皆さま、 平日にもかかわらず駆け付けてくれた皆さま、 のべ人数70人以上の方にお手伝い頂きました!涙‼️ 材料集めにご協力頂いた皆さま、 快く素材を提供して下さった皆さま、 会場を提供頂いた旭山記念公園さま、 イイネを付けてくれた皆さま(励みになってます)、 そしてお天気さん、雨降らないでありがと! 月並みですが、、、 みんな あーりーがーーとーーー! 一先ずお礼まで。 #モバイルアースオーブン #mobileearthoven #siaf #札幌国際芸術祭

安齋伸也Shinya Anzaiさん(@ankaju)がシェアした投稿 -

このあと、この薪窯は数ヶ月乾燥させます。ワークショップに参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!お披露目はSIAF2017でということになりますでしょうか。皆様完成を楽しみにしていてください!!

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