シュプールを追いかけ始めました(その3)。中崎透 × 札幌 × スキー@500m美術館
SIAF2017参加アーティストの中崎透さんから、レポートを頂きましたのでご紹介します。
すっかりスキーシーズン真只中ですね。
はやる気持ちとは裏腹に、すっかり腰痛に悩まされている中崎です。
11月の半ば、「SIAF500メーターズ」と題した、一緒に「シュプールを追いかけて」展を作るスタッフ募集説明会を開催しました。
動き出した感があります。スキーや雪山、展覧会作りなどに興味がある方、まだまだ募集継続中なので、ぜひご応募ください。
冬の間のミッションとして、「札幌市内のスキー場を一通り行ってみる。」というのがあって、何度かに分けて一通り行ってきました。
おい、ただ滑りたいだけじゃねえか、というツッコミをされつつ、これからいろんなスキー関係の方にインタビューをしていきたいわけですが、聞き手としての基本情報みたいなことをかじるくらいでも、ある程度知っておけるとだいぶ話が弾んだりするんですよね。
そんなこともあって、いわゆる一般的なスキー場を5カ所、札幌国際スキー場、サッポロテイネスキー場、札幌藻岩山スキー場、Fu’sスノーエリアスキー場、さっぽろばんけい(ban.K)スキー場といった辺り。
それぞれに色があって、なるほどと思うこと多々、そして札幌という大都市の中にこれだけバリエーション豊かなスキー場が点在していることに改めてビックリしました。
今回の企画のコアメンバーとしては、普段から500m美術館の運営マネージメントをしている、プロジェクタの高橋喜代史さん、CAIの佐野由美子さん、アドバイザーとしてsalon cojicaの川上大雅さん、たべるとくらしの研究所の安斎伸也さん、そして市役所で担当をしてくれている、佐藤善宣さん、長谷川優さん、そんな顔ぶれで進めていたりします。
スキー場巡りはそんな顔ぶれが入れ替わりつつ、時には説明会からの参加者も加わったりしながら行ってきたわけですが、いろいろありました。
バッテリーがあがって、雪国の人でもこんなことあるんだなあ、と思ったり、学生時代によく練習に来ていたという川上さんと行くF’sスキー場とか、ちょうどスクールに教えに行っている安斎さんと行く藻岩山スキー場とか、雑誌とかで有名スキーヤーが、僕はここで育てられましたと話していたりする難斜面、テイネの北壁に行ってみたら大変なことになったりとか。
あと、いくつかのスキー場はとても街が近い印象があって、ゲレンデから夜景がきれいに見えたり、この札幌という大都市との距離感自体がかなり特徴的で、そのことによって起こっている独特の何かがあったりするのかな、なんて思ったりもしました。