札幌国際芸術祭

「DOMMUNE UNIVERSITY OF THE ARTS THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS season5」第2回の配信を行います


5月15日(月)19時30分より、『DOMMUNE UNIVERSITY OF THE ARTS「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS season 5』の2回目を配信します!

DOMMUNEは2010年3月に開局し、同時視聴者数約10,000人/回、トータル視聴者数5,000万人を超える、トーク&DJライブを全世界に発信し続けるインターネットストリーミング放送局です。その首謀者である宇川直宏は、自らを“現在美術家”とし、グラフィックデザイナー、映像作家、VJ、文筆家、京都造形大学教授等々、多岐にわたる活動を行う“全方位”的アーティストです。

「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」は2014年に始動したDOMMUNEのプロジェクトで、現代日本を代表するアーティスト100人の個人史を紐解く、自叙伝的インタビュー番組です。SIAF2017では、このインタビュー番組シリーズのseason 5の公開が決定しています。今後、東京と札幌でseason 5を彩るアーティストのインタビュー配信・収録が進められ、これらの映像が、出演者の作品とともにSIAF2017において、展覧会として発表・上映されます。

第2回となる今回は、元九州派、元グループ西日本、1922年生まれの齋秀三郎氏をお迎えします。94歳になった現在においても、いまだ現役で活動する齋藤氏の活動について、カオス*ラウンジ、黒瀬陽平氏がインタビュー致します!

札幌国際芸術祭2017 Presents
「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS season 5 / #034 齋藤秀三郎」

配信日時:5月15日(月)19:30~
出  演:齋藤秀三郎(美術家。元九州派、元グループ西日本)
聞 き 手:黒瀬陽平(カオス*ラウンジ)
視聴方法:DOMMUNEのウェブサイトにアクセスしてご覧ください
http://www.dommune.com/

齋藤秀三郎(美術家)
1922年 宮崎県西都市に生まれる。1944年 南満州工業専門学校2年の時、第二期海軍飛行専修予備生徒を志願し、三重海軍航空隊に入隊。1945年終戦。帰省の途中、見渡す限りの焼け野原と化した広島を目にする。1952年(旧制)九州大学農学部水産学科卒業。福岡市の中学校(理科)の先生として就職。1953年 伊藤研之(二科会会員)に師事する。1953年〜56年二科展に出品。1957年第42回二科展に落選を機に、九州派のリーダー桜井孝身と出会い「九州派」に参加。1958年九州派街頭展(福岡県庁壁面)。第10回読売アンデパンダン展(東京都美術館)。九州派主催の第1回九州アンデパンダン展(西日本新聞社講堂)、当時グループは革新の意気に燃えていた。1960年「グループ西日本」第一回展(東京/銀座画廊)に参加。以後1962年第5回展で西日本美術協会展と改称するまで参加する。1965年集団21結成。1967年第1回福岡市民芸術祭/市長賞。第2回福岡市民芸術祭/奨励賞。1983年教員退職。この頃、版画と出会い銅版画(メゾチント)を始め「キャベツ」のシリーズに取り組む。1985年第1回和歌山版画ビエンナーレ展。1987年第18回現代日本美術展。1988年グレンヘン国際版画トリエンナーレ(スイス)。第2回リュブリン国際反戦芸術トリエンナーレ(旧ユーゴスラビア)など国内外のコンクールに版画作品を出品。1993年頃より腱鞘炎に悩まされ思うようにメゾチントの制作が出来なくなり、木版やシルクスクリーンで「キャベツシリーズ」を制作し、インスタレーションとして展示するようになる。1994年齋藤秀三郎展(久我記念美術館企画)。2000年宮司(アート)参道プロジェクト、2009年「能古プロジェクト」(福岡市能古島)など若い作家と供に野外展にも積極的に参加した。2015年。映像作家、黒岩俊哉との2人展「みじかなるもの、はるかなるもの」(ギャラリー おいし)では、次々に亡くなった家族、友人、知人の肖像と魂を描いた灯籠のインスタレーションを制作。2017年、メゾチント時代の作品で構成された、斎藤秀三郎展「キャベツ、現代文明に対する不安」が渋谷ラスチカスにて開催された。現在94才まだまだ現役で精力的に個展を開催している。