SIAF ラボでは、6月22日に札幌市教育文化会館で開催される舞台「Traditional Trial~能、狂言プラス~」の関連展示として、この作品で映像を担当するアーティスト、ヤマガミユキヒロの展覧会「Air Scapes」を開催します。

ヤマガミユキヒロは風景を鉛筆や墨などで描画した絵画に、同一視点から撮影した映像をプロジェクターによって投影する「キャンバス・プロジェクション」という独自の手法による作品を制作しています。

「常にそこにあるもの」を描画で捉え、光や時間など「うつろうもの」を映像によって描くこの手法により、ヤマガミは枚の絵画の上にサンプリングされた断片を集め、そのレイヤーを重ねていきます。
日の出から日没までに刻々と表情を変える空、往来する人々や流れる雲、行き交う車のライトや瞬くネオンサインなど、線描で丹念に描かれた無人の街角には、その場の持つ時間の断片が交錯し、普段では見過ごしがちな風景の表情を見ることができます。また、この「ノンフィクションを内包したフィクション」には、いつしか鑑賞者の記憶や想像までもが重ねられ、そこに誰も知らない物語さえもが紡がれる瞬間があります。

本展「Air Scapes」では、東京・渋谷駅前を描いた《Sheltering Sky》、京都・四条大橋を描いた《Noises, Crowds, and Silent Airs》など、空や光のうつろいを描いた作品を中心に構成いたします。

Noises_Crowds_and_SilentAirs_06

  Noises, Crowds, and Silent Airs, 2015
 
  「Traditional Trial~能、狂言プラス~」については、下記のリンクをご覧ください。
 
TT-sapporodm(↑画像クリックでpdfが別ウィンドウで開きます)



日時

2016年6月18日(土) ~ 7月18日(月・祝) 10:00 – 18:00

休館日:月曜日(最終日除く)

入場料

無料
会場

札幌市資料館 (札幌市中央区大通西13丁目) 2階 SIAFプロジェクトルーム

主催札幌市教育文化会館、京都芸術センター
協力Gallery PARC、SIAF LAB、さっぽろ天神山アートスタジオ

 

【アーティスト・トーク】

  アーティスト本人が作品について語ります。

 日時:2016年6月18日(土) 18:00 〜(当日は19時まで開場)

 アーティスト:ヤマガミユキヒロ

 会場:札幌市資料館 2階 SIAFプロジェクトルーム(事前申込不要・参加費無料)

 

【ラウンジトーク】

SIAFラボ2016年間イベントとして行うラウンジトークにお招きし、北海道出身の写真家・大友真志さんとトークしていただきます。

日時:2016年7月18日(月祝) 15:00 〜 17:00

 ゲスト:ヤマガミユキヒロ(アーティスト)
     大友真志(写真家)

 会場:札幌市資料館 1階 SIAFラウンジ(要申込・参加費無料)
    詳しくはこちらにて

 

 

プロフィール

ヤマガミユキヒロ

アーティスト

1976年大阪府生まれ。2000年京都精華大学美術学部卒業。京都市在住。主な展覧会に2015年の「Media Butterfly in有田」(深川製磁本店・佐賀)、「たかさき発! 鉄道とアートの旅」(高崎市美術館・群馬)、【個展】「Noises Crowds and Silent Airs」(Gallery PARC・京都)、「テンプス・フーギット大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点」(アサヒビール大山崎山荘美術館・京都)、2014年の「TARO賞の作家Ⅱ」(川崎市岡本太郎美術館・神奈川)、「窓の外、恋の旅。/風景と表現」(芦屋市立美術博物館・兵庫)、舞台芸術とのコラボレーションとして「noh play」(京都芸術センター・京都)、2013年の「re:framing -表情の空間- 」(京都芸術センター・京都)、2012年の「始発電車を待ちながら」(東京ステーションギャラリー・東京)など。主な賞歴に2008年「第11回 岡本太郎現代芸術賞展 特別賞」など。
HP:http://www.yamagamiyukihiro.net/