プロジェクト概要

「見えない展覧会」は見ることができない展覧会です。
実際の作品を鑑賞する代わりに、言葉や映像によって毎回のテーマに沿った作品を紹介します。
ナビゲーターやゲストによって紹介される作家や作品は、おもしろかったり、時にはぞっとしたり、
言葉にできない「!」「?」があふれています。
「見えない」ものを「見る」ためには、参加者それぞれの想像力が不可欠です。
この「展覧会」を「見」終わった後、今までとは少し違う何かが「見える」ようになるかも知れません。

会場SIAFプロジェクトルーム・SIAFラウンジ
定員各回約30人(高校生以上対象、要予約)
参加費無料
ナビゲーター斎藤ふみ(SIAFラボ マネージャー)

 

vol.1 「魔法をかけて」

日時:2015年7月25日(土) 15:00~16:30

海に浮かぶ11の島々を603,870平米の布で包む。
蟹の缶詰で宇宙を梱包する。
マーライオンと一晩をともにする。
サボテンを散髪する。
石を石でなくする。
「とび丸」くんを召喚する。
蝋人形に命を与える。

人間はときに「魔法」によって、上記の行為を可能にします。「見えない展覧会」の初回は、アーティストや先人たちの「魔法」の秘密を探ります。

>>>>>>「魔法をかけて」のレクチャーレポートがこちらにアップされました。

 

vol.2 「www____________ jp」

日時:2015年9月5日(土) 14:30~16:00

※以前お知らせしていた開催時間から変更しております。ご注意ください。

ゲスト:馬 定延(ま・じょんよん/メディアアート研究・批評)

 「見えない展覧会」第2回は、ゲストに「日本メディアアート史」の著者、馬定延(ま・じょんよん)さんをお迎えします。

レクチャーの前半では、「電話網の中の見えないミュージアム」展(1991)、「ネットワークの中のミュージアム」展(1995)、「インターネット アート これから」展(2012)に至るまで、過去の展覧会を切り口にテクノロジー環境によって変化してきた世界認識と表現の関係について考えます。そして後半では、みなさんと一緒に議論する時間を設けます。今を生きるアーティストたちは、世界に対する認識をいかに表現に結び付けているのでしょうか?さらにその表現はどのように私たちの同時代を照らし返すのでしょうか?本レクチャーは、馬氏が実験的に行っているレクチャーの手法、主にGoogleとYoutube検索で進行されます。

 

vol.3「Touch my body, and shall we dance?」

日時:2015年11月14日(土) 15:00~16:30

あるアーティストは鑑賞者に自分の肉体を傷つけることを許し、またあるアーティストは心臓をコントロールして演奏を行う。あるいは、身体に障がいのある人々を、パフォーマーをして扱うアーティストもいる。自分のからだ、他人のからだ、人口的なからだ、不完全なからだ。からだがなければ見えない、聞こえない、喋れない、触れられない。舞台から路上、バーチャル空間まで、人間の身体をテーマにした作品を紹介します。

 

vol.4 「Don’t follow the wind.」

日時:2016年1月16日(土) 15:00~16:30
ゲスト:窪田研二(キュレーター、筑波大学芸術系准教授)

東京電力福島第一原子力発電所付近の帰還困難区域で開催されている展覧会「Don’t follow the wind」。

この展覧会は帰還困難区域の封鎖が解除されるまで、見に行くことができません。

同展のキューレーターであり、社会に対して問いを発する展覧会を企画し続けている窪田研二氏とともに、私たちがいま生きているこの社会でアートが果たす役割について考えます。

 

vol.5 「わたしたちに許された特別な時間」

日時:2016年3月26日(土)15:00~16:30

ゲスト:竹内公太(アーティスト)

最終回の第5回は、前半に「時間」に関する作品やアーティストを紹介します。そして後半は、ゲストにアーティストの竹内公太氏をお迎えします。震災以降、東京から福島県いわき市に移り住み、制作と発表を続ける彼の「いま」を生きる姿勢、そして「過去」と「未来」への眼差しについて、お話を伺います。