事務局からのひとり言
2021.11.01

新千歳空港国際アニメーション映画祭

唐突ではありますが、今日は新千歳空港国際アニメーション映画祭をご紹介します。

実は、この世界的なアニメーション映画祭で、SIAF事務局統括マネージャーの細川が審査員をさせていただくことになりました。

本人曰く「確かにこれまで色々な作品(多くは美術作品)は見ているが、審査員というのはなんとも重責で、単に作品を楽しむというものではない」とのことで、「私でいいんですか?」ときちんと確認した」ということでした。
そして回答は"是非"とのことだったので、「張り切って努めます」とのことです。

そんな訳で今日は新千歳空港国際アニメーション映画祭を紐解いていきます。

「新千歳空港」?

「空港」で映画祭?と思う方もいるかもしれませんが、新千歳空港は、映画館やホテル、そして温泉施設まで有しています。
そのため、世界でも珍しく映画祭が実現できるインフラが整っている空港となっており、世界初の空港内で開催される映画祭として「新千歳空港国際アニメーション映画祭」は年に一度開催されています。

歴史を紐解くと、この映画祭はSIAFと同じく2014年からスタートしています。そして今年でもう8回目の開催となります。
3年に一度開催しているSIAFとは大きく違うところです。
会期は4日間。今年は11月5日ー8日の会期になるので、チャンスがあれば是非お越しください。

なお、昨年に引き続き、オンラインプログラムも配信されるということで、遠方の方はオンラインでも参加可能です。

空港開催およびライブ配信プログラム
期間:11月5日ー8日
会場:新千歳空港ターミナルビルおよびYouTube
料金:500円~1500円(税込)※プログラムにより異なります。(無料プログラムもあり)

オンラインフェスティバル
期間:11月9日ー19日
料金:2500円
https://airport-anifes.jp/

 

何が見られる?

そしてこのプログラムは、90を超える世界中の国と地域から応募された2000作品から選ばれた作品と招待作品で構成されています。
過去2年以内に制作・発表されたものというのが条件になるので、最新のフレッシュな作品が集結するということになります。

ちなみに細川は、長編部門と、短編部門のうち学生作品を審査させていただきます。

長編作品(30分以上)は、世界23の国と39の地域から応募された中から選出された4作品
短編部門は、世界中から応募された2,204(過去最高!)の短編作品から厳選された88作品。
うち、学生部門は17作品です。

世界から注目のアニメーション映画祭

90を超える世界中の国と地域から応募ってすごいと思いませんか?
それをなし得たのは、この映画祭に二人の立役者がいるからです。

一人は、日本アニメーション研究の第一人者、土居伸彰さん。彼は、この映画祭が始まる遥か前からアニメーションの評論家として頭角を現し、世界中のアニメーション映画祭に参加。そこでネットワークを構築していました。その土居さんがアーティスティックディレクターを務める映画祭だからこそ、いい作品がどんどん世界から集まるわけです。
ちなみに近日中にアニメーション評論の新書も発売になるとのことです。

そしてもう一人、チーフディレクターの小野朋子さんは、札幌市民交流プラザなどで数々の映像プログラムを企画する敏腕のプログラムディレクターです。
しかも実はSIAF2017では、事務局コーディネーターとして関わっていただいた経緯もあり、大変お世話になりました。
そんな、昨今大活躍のお二人が牽引するアニメーション映画祭であるということが、確実に世界的なネットワークと知名度をあげ、重要な映画祭となっている要因ではないかと勝手に推測させていただきます。

というわけで、すでにフルラインナップが公開されたプログラムをご確認いただき、
会場でもオンラインでも最新のアニメーションプログラムをお楽しみください。

プログラム
https://airport-anifes.jp/schedule/

小野ディレクターと細川のトークも11月7日に開催

ということで、もしよろしければこちらもよろしくお願いします。オンラインで公開されます。
https://airport-anifes.jp/live/ts_hosokawa/

 

そして、小野さんは、11月10日開催の第14回 SIAFラウンジオンライン のゲストです!
新千歳空港国際アニメーション映画祭を終えた直後ですが、どんなお話が聞けるでしょうか。
ぜひチェックしてみてください!

 

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