SIAF2014

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エキシビション

谷口 顕一郎

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谷口顕一郎<札幌市中央区北12条西20丁目(中央卸売市場 青果棟前歩道)のための凹みスタディ#6(2倍スケール)>
Photo:Keizo Kioku

谷口は1976年札幌市生まれのアーティストである。現在はドイツ・ベルリンに活動拠点を置いている。2000年より壁や道路などの破損した箇所「凹み」をモチーフに彫刻を制作。「凹み」の形を再現し、さらに折り畳んでいくことで層状のヴォリュームを持つ彫刻が生まれ、通常負のイメージを持つ「凹み」に新しい価値を与えている。都市の凹みや亀裂はその土地の時間軸、記憶を内包しており、それらを顕在化することで、その土地の再認識や新たな創造に繋がると谷口は言う。今回は谷口が読み取る札幌の凹みが再現され芸術作品として昇華する姿を500m美術館で展開する。
主な個展として「凹みスタディ#25」( MIKIKO SATO GALLERY、ハンブルグ、2013)、「凹みスタディ#24」(ECgallery、シカゴ、2012)、「凹みスタディ#22」(Galerie PHOEBUS、ロッテルダム、2012)、「凹みスタディ#20」(N2 GALERIA、バルセロナ、2011)、「凹みスタディ#19」(TEMPORARY SPACE 、2010)、主なグループ展として「Mapping」(NIU Art Museum 、デカルブ、2013) がある。またコミッションワークとして《Hecomi Study for CIJB, Leeuwarden, the Netherlands》(2009 – 2012)、オランダ・ロッテルダムの考古学チームと連携し、10世紀の遺跡発掘現場より出土した農家の土壁の構造体をもとにした《Hecomi Study for Museum Rotterdam》( 2010 – 2012)がある。彫刻作品の他、集めた「凹み」の形と箇所を印した「凹みマップ」シリーズをこれまでドイツ・ベルリン、オランダ・ロッテルダムなど4都市で発行している。

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