SIAF2014

アーティスト・作品

エキシビション プロジェクト パフォーマンス/ライブ

エキシビション

藤木 正則

藤木正則は1970年代後半からこれまで、主に街中で行為性の強い作品を展開してきている。日常的な抑圧装置の仕組みをひとつひとつ明らかにしながら、その仕組み全体を問いかえすことを意図し様々な形態で発表している。無意味な存在と濃密な行為により、現代社会の見えない力にコントロールされた事象を取り戻そうとする、巧妙かつ果敢な抵抗者である。札幌では《ホワイトライン》(1982)、《ブラックライン》(1989)など多くの都市に共通する巨大交差点や埋設河川での作品がある。また1997年の《THE STRAIGHT》は北三条通りの東から円山の麓まで札幌開拓の時間軸をバブル崩壊後の空き地と照合する行為であり、札幌の都市化と歴史に関わる作品も多い。

近年の展覧会としては「ART BOX [在台湾的日誌“kituru”]」(JRタワーアートボックス、札幌、2014)、「竹圍工作室2013開放工作室最終回─藝術家行為日」(Bamboo Curtain Studio、台北)、「旅するアート」(札幌大通地下ギャラリー500m美術館、札幌、2013)「岡山芸術回廊特別展:つながるけしき」(岡山市後楽園、岡山、2012)、「Historical Parade: Imagesfromelsewhere」(ソウル市立美術館南分館、ソウル、2012)、Platform in KIMUSA 2009(KIMUSA・旧韓国軍機武司令部跡、ソウル)などがある。

藤木正則

藤木正則

RED TAPE

〈参考作品〉
《RED TAPE》1992
札幌市営路面電車内(西4丁目—すすきの間)における行為

 

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