SIAF2014

アーティスト・作品

エキシビション プロジェクト パフォーマンス/ライブ

エキシビション

工藤 哲巳

大阪に生まれ青森と岡山で少年・青年期を過ごした工藤哲巳は、東京藝術大学在学中から作品の発表を行い、1950年代末から「反芸術」運動の代表的な作家の一人として、読売アンデパンダン展などで世間の注目を浴びた。1962年に渡仏して以来、1980年代半ばまで約20年間はパリを拠点とし、文明批評的な視点と科学的思考に基づく作品を発表した。近年、フランスやアメリカの美術館で回顧展が開かれるなど、国内外における戦後日本美術史再検証の潮流とともに、再評価の機運が高まっている。2013年から2014年にかけて、日本で20年ぶりの包括的な大回顧展「あなたの肖像―工藤哲巳回顧展」が、国立国際美術館、東京国立近代美術館、青森県立美術館を巡回。
パリ時代から活発に行われたハプニングなどの挑発的な身体表現と共に、工藤は特に1970年代前半まで、環境汚染や原子力、性といった、科学の進歩と人類の生存を懸けた生態系の根源的な問題やタブーをテーマに精力的な制作実践を行い、ヨーロッパでの評価を確立した。近代ヨーロッパの人間中心主義を批判し、現代社会における問題を予見していたかのような工藤の作品は、ややグロテスクともいえるその作風と相まって、今日強烈な存在感を放つ。
SIAF2014では、「都市」に焦点を当てた北海道立近代美術館で、近代化に対する批評精神が色濃く看取される1968年から1970年代の立体作品を中心に展示予定。

KudoTetsumi"

《危機の中の芸術家の肖像》1976
国立国際美術館蔵
©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2014

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