SIAF2014

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エキシビション

坂東 史樹

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坂東史樹<真昼の星々-真昼の夢>
Photo:Keizo Kioku

1963年、北海道生まれ。1995年、ロンドンユニバーシティー、ゴールドスミスカレッジ大学院卒業。現在は札幌在住。

坂東は自分自身の中にある潜在意識を作品を通じて顕在化する作家である。制作方法はシンプルで、坂東自身が夢で見た風景を精密な模型で復元し、そこに日常生活で経験する現実社会の事物などを模型に加え夢と現実のあいまいな融合を創作している。作られた模型には当然、目線や視点があるが、時には植物や昆虫からの目線であったり、神の視点を想像させる社会の俯瞰風景であったりする。それらはまるで現実かのようなリアルな光景として精密に描写され、坂東自身の無意識層にあるイメージを具現化させているのだ。さらにその作られた模型をピンホールカメラで撮影し平面作品として展開している。それは現実の坂東が自己の潜在意識を覗き込んでいるようにも見える。多くのストレスを作り出す現代社会において坂東の行為は都市と自然が交差する人間社会を象徴しているかのようだ。

主な展覧会に「発熱」(目黒美術館、東京1991)、「ゴールドスミスグループ展」(チゼンヘイルギャラリー、ロンドン1994·)、「ゴールドスミスからの衝撃」(上野の森美術館EXTRA、東京1998)、「Corpse-land」(ギャラリーシード、札幌1998)、「透明度/想像上の場」、CAI現代芸術研究所、札幌2000)、43°NORD -「北日本の5人の作家達」(ハンブルグK3、ドイツ2001)、「札幌の美術2002-20人の試み展」(札幌市民ギャラリー、札幌2002)、「ノーザン・エレメンツ」(ギャラリー門間、札幌2002)、「アジアプリントアドベンチャー2003展」(北海道立近代美術館、札幌2003)、「北の創造者たち2003-虚実皮膜」(札幌芸術の森美術館、札幌)、「国境を超えた美術の冒険」(北海道近代美術館、札幌2004)、「私はここにいる/私はそこにいる」(CAIコンテンポラリーアートインターナショナル、ハンブルグ2004)、「絵画の場合 2005」(ポルトギャラリー、札幌2005)、「FIX・MIX・MAX!現代アートのフロントライン」(北海道近代美術館、 札幌2006)、「アミューズランド2007 ビューティフルドリーマー –夢からの贈り物-」(北海道近代美術館、札幌)、「樽前arty2011-記憶の循環」(苫小牧市立樽前小学校、苫小牧2011)、「札幌美術展 パラレルワールド冒険譚」(札幌芸術の森美術館、札幌2012)などがある。

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