SIAF2014

アーティスト・作品

エキシビション プロジェクト パフォーマンス/ライブ

エキシビション

土田 俊介

残虐でおぞましく見えたかと思うと、かわいらしく愛おしく見えたり、マッチョな古典彫刻のように見えたかと思うと、軽やかでポップな現代美術のように見えたり、近年の土田の作品は、やっと捕まえた答えが、捕まえたと思った途端に指の間をすり抜け逃げ去り、そうしている間に目の前を新たな答えが飛んでいくような感覚を与える。それはまるで都市の中で発見する自然(みち)のように、確信を揺さぶり、誤読に気づかせ、我々の足下の不確かさをあぶり出す。土田にとって作品とは、作者や作品、鑑賞、世界といったもののありようを問う試みなのかもしれない。500m美術館では「確信」と「誤読」の間を揺れ動くオブジェクトを展示する。
主な展覧会として「福島現代美術ビエンナーレ2012」(福島空港)、「考えても出来ないんだけど、考えてないと出会えないモノ。」(BankARTStudio NYK , CAI02、2011)、「五島記念文化財団20周年記念展 美の潮流」(Bunkamuraザ・ミュージアム、2010)、「アートプログラム青梅2010 8th 循環の体」(青梅織物工業協同組合施設)、「土田俊介個展」(CAI02、2009)、「鎮魂曲&地獄門」(苗栗県立木彫博物館・台湾、2004)、「遊具連関vol.3」(金沢市民芸術村、2005)、「鎮魂曲&地獄門」(高雄市立美術館・台湾、2003)などがある。2005年「五島記念文化財団 五島記念文化賞」美術新人賞を受賞。
1102-1-2

〈参考作品〉
《11-02》2011
会場:「BankARTStudio NYK 1F / Miniギャラリー/横浜,CAI02/札幌」

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