SIAF2014

アーティスト・作品

エキシビション プロジェクト パフォーマンス/ライブ

エキシビション

中嶋 幸治

1982年青森県生まれ。札幌市在住。自然現象への感触または急加速する文明に対するアプローチとして、用いる素材や制作方法を自身の皮膚感覚の元に引き寄せ、また、極私的な体験を共感と再認識へと転移させる方法意識で制作している。
主な作品に、札幌市の全ての道路地図に鉄筆を用いて吸取紙へと転写した《往来、なけなし》(CAI現代芸術研究所、2008)、現在地から妻と二人それぞれの出生地へ、カメラのシャッターを10分間隔で押しながら帰途についた様子を展示空間内へ再現した「モーラ」(Temporary space、2008)、自然現象であり目には見えない風の肌理と自身の皮膚疾患の肌の状態とを手紙という媒体に集約させた「0m/s」(Cafe esquisse、2010)、作品の完成から誕生までの時間を遡り、やがて森の中の老木へと行き着く過程を表現したインスタレーション作品《アルペジオ》(ギャラリー門馬アネックス、2012)がある。他の活動として、札幌市の芸術文化の基底に新たな礎を築くことを目指す記録誌『分母』を自主制作、主宰している。SIAF2014では、都市と自然との間に介在するであろう目には見えない約束事に対して、双方向から横断する私たち人間の視線を踏まえた作品を500m美術館のガラスケース内へ展開する予定である。
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中嶋 幸治

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〈参考作品〉
《私が土だった頃の少ない記憶から》
2005-2009

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