SIAF2014

ニュース

札幌国際芸術祭2014出展作品 坂本龍一 + 真鍋大度<センシング・ストリームズ―不可視、不可聴>が
文化庁メディア芸術祭 優秀賞を受賞しました!

札幌国際芸術祭2014に出展された、坂本龍一 + 真鍋大度作品<センシング・ストリームズ―不可視、不可聴>が、第18回文化庁メディア芸術祭のアート部門において優秀賞を受賞しました。
文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を表彰するメディア芸術の総合フェスティバルで、世界71か国・地域から3,853作品(アート部門には国内外から1,877作品)の応募がありました。
manabe_0098

坂本龍一+真鍋大度<センシング・ストリームズ ー 不可視、不可聴>2014
Photo:Keizo Kioku

受賞理由
本作は坂本龍一と真鍋大度により札幌国際芸術祭のために制作された作品だ。電磁波に焦点をあて「可視化、可聴化する」というコンセプトに二人のアーティストがコラボレーションという形で答えている。
携帯電話、ラジオやテレビなどから発せられる異なる周波数を持つ「電磁波」は、生活環境の中でどのように存在しているのか?
私たちは日頃、目や耳から得られる情報を元に考え、判断し、行動している。本作が興味深いのは、その電磁波と札幌の地下に流れる「水脈(ストリームズ)」とを重ね合わせ、直接的には見えないが確かに人間の生活に影響を与える存在を、感じ取ることができる情報に変換しているところだ。誰もが鑑賞できるようにすることで、認識できなかった存在を改めて意識することを促している。
また、作品に使用されている大型ビジョンは、1mmSMD(基盤表面実装型LED)が1.9mmピッチに配置され、超高精細の画像解像度だけではなく、その表面の質感とともに新たな表現を可能にしている。(高谷 史郎)
※文化庁メディア芸術祭ホームページより引用
坂本龍一氏よりメッセージ
札幌国際芸術祭のために、真鍋大度さんと初めて作ったコラボレーション作品が、第18回文化庁メディア芸術祭アート部門の「優秀賞」をいただき、これも芸術祭の成果の一つと、大変に喜んでいます。
坂本龍一

>>センシング・ストリームズ―不可視、不可聴
>>坂本龍一 + 真鍋大度
>>文化庁メディア芸術祭ホームページ