SIAF2014

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札幌市役所に「とくいの銀行ATM」が登場!

参加型プロジェクト「アート×ライフ」のひとつ、深澤孝史による《とくいの銀行 札幌》のATMが札幌市役所1階正面玄関に設置されました。
皆さんの「得意なこと」を募集しておりますので、ぜひ“とくい”を預けてみてください。

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■とくいの銀行とは? 
「とくいの銀行」とは、「英語が話せる」「空手を教えられる」「へんな動きができる」など、自分ができる「得意なこと」を銀行に預けて、必要な人に使ってもらったり、誰かの「得意なこと」を引き出して活用したりできる参加型プログラムです。
得意なことを引き出す際に、登録者を結び付けたり、イベントを開催したりします。

今回設置したATMでは、自分の得意なことを“ちょとく表”に記入して、預ける(入れる)ことができます。
現在、市役所のほか、天神山アートスタジオと資料館にもATMを設置しています。

■“とくい”引き出しイベントの開催
ことあるごとに流しうどんをしている、たかひろさんの“とくい”を、札幌在住の前田家の皆さんが引き出します。
創成川の前身である「大友堀」の形を模した流しうどんき機をつかっておいしいうどんを食べるほか、踊りながらうどんを作ったり、麦や大友堀の話を聞いたりと、盛りだくさんな内容です。(フライヤー:PDF))
・日時:7月6日(日) 10時~14時
・会場:天神山アートスタジオ(豊平区平岸2条17丁目)
・参加費:無料

今後も《とくいの銀行 札幌》では“とくい”引き出しイベントを開催していく予定です。

とくいの銀行 札幌支店 since 1986:http://sapporo.tokuinobank.net/

<深澤 孝史(ふかさわ たかふみ)>
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深澤 孝史
写真提供:山口情報芸術センター
[YCAM]

美術家。1984年山梨県生まれ。
2008年に鈴木一郎太とともにNPO法人クリエイティブサポートレッツにて「たけし文化センター」を企画。2010年個展「うんこふみふみたかふみ文化センター」。2011年より取手アートプロジェクトにて、お金のかわりに自身のとくいなことを運用する《とくいの銀行》を開始。
2012年に浜松の中心市街地にて、様々な場や活動を障害物にしたイベント「しょうがいぶつマラソン2012」(浜松)を企画。また、越後妻有大地の芸術祭にて、非常事態を表現活動に翻訳する「非常美術倉庫」を制作。2013年、山口情報芸術センター10周年記念祭にて、とくいの銀行を運営しつつ、商店街のまちづくりを劇的に行った《とくいの銀行 山口》。2014年、発達のゆるやかな幼児の通所施設「根洗学園」で行ったプログラムの展覧会「おべんとう画用紙」、土で現像する写真スタジオ《photoground》(めぐるりアート静岡、2014)を制作。

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