札幌国際芸術祭（Sapporo International Art Festival 略称：SIAF）は、3年に一度、札幌を舞台に開催される芸術の祭典です。
初開催は2014年。2017年に2回目を行いました。3回目の開催となるSIAF2020は、2020年12月19日から2021年2月14日まで、札幌市内の屋内外・全12会場を舞台に73組のアーティストによる作品やプロジェクトを展開する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、開催中止となりました。そこで、展示の準備を進めていた作品やプロジェクトの構想などを今できる限りの方法で公開する「SIAF2020特別編」を実施しています。

SIAF2020特別編は、6つの方法・プログラムで公開されています。

① 公式ウェブサイト

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SIAF公式ウェブサイトは、2020年7月の公開を目指して制作を続けていました。しかし、7月下旬に開催中止を発表したため、公開は保留に。その後の検討の結果、開催に向けて準備していた内容を伝える情報サイトとして内容を変更し、12月19日に公開しました。このウェブサイトは、今後もアーカイブとして公開を続けます。

② SIAF2020マトリクス　期間限定公開(〜2/14まで)

芸術祭で実際に作品を見るような体験をウェブ上で実現できないだろうか？そんな発想から試行錯誤を重ねて公開にこぎつけたのがこの特設ウェブサイト「SIAF2020マトリクス」です。会場奥にはこのウェブサイトを体験できる特設ブースがあります。
詳細：SIAFマトリクス

③ SIAF TV

SIAF2020は、YouTubeを活用した動画コンテンツを積極的に配信してきました。昨年5月からは「SIAF2020ディレクターズニュース」の配信を開始。開催中止公表の当日夜に配信したディレクター3名による「中止のお知らせ」動画をもって一旦ストップしてしまいましたが、SIAF2020特別編に向けて「SIAF TV」という新たな名称で動画コンテンツの配信を続行することに。参加アーティスト、企画チーム全面協力のもと、さまざまなプログラムを配信中です。「SIAF2020ドキュメント」会期中は、展示スペース内の特設スタジオから情報を発信します。

④ アートメディエーションプログラム

開催中止に伴い、作品を解したアートメディエーションプログラムは実現できなくなりましたが、家族で楽しめる4つのプログラムを準備し、ウェブサイトで公開しています。
詳細：アートメディエーションプログラム

⑤ SIAF2020インデックス

参加アーティストのインタビューをもとに、SIAF2020に向けた構想が一冊にまとまった記録集「SIAF2020インデックス」。ただしSIAF2020は、開催中止となっていますので、実現した内容ではなく、やりたかった（もしかしたら実際にはできなかったような）アイデアが存分に掲載された前代未聞ともいえる記録集となっています。3月発行予定です。

⑥ SIAF2020ドキュメント

①〜⑤のポイントや見どころをぎゅっとまとめてお伝えするのがこの展示「SIAF2020ドキュメント」です。この展示で概要を把握していただき、引き続き「SIAF2020特別編」をお楽しみください。